第62回大阪杯 レース回顧




第62回大阪杯(G1・阪神・芝2000m・良)

晴れていい天気ですね。
昨晩のドバイの影響でダラダラしてしまう日曜日です。
この試合の裏で大阪桐蔭が打ちまくっていましたが、負けてもいい経験にしてほしいです。

展開予想はこちら。

第62回大阪杯 展開予想

2018.03.31

パドックはほとんどみんないい感じです。
ゴールドアクターはイライラするタイプですが、マイナス体重でも割といい感じでした。
サトノダイヤモンドも雰囲気は良かったです。

乗り替わり10頭と言う驚きの組み合わせ。

馬場は前日の古馬1000万下の仲春特別(芝1400m)で1:20.5。
1つ前の御堂筋ステークスではホウオウドリームが32.7の上がりで差し切っていますので、時計は出る馬場です。

返し馬はそんなに見てませんのでカット。

スタートはスワーヴリチャードはあまり良くないです。
目立ったのは躓きながらもクラウチングスタートみたくなった真っ白のスマートレイアーでしょう。上手に立て直しました。
ミッキースワローは内で下げます。

外からヤマカツライデンが押しながら行きました。
サトノダイヤモンドも内から顔を覗かせます。シュヴァルグランも。
サトノノブレス、アルアインの外から先頭を取りに行くヤマカツライデン。

一方でスタート遅く出て更に抑え気味に見えたスワーヴリチャード。

サトノダイヤモンドはいい感じで先行していたと思っていました。
包まれてしまいそうな位置に入らない+どうせスローで流れることを考えれば、行ってしまっても良かったと思っていますが、前にスマートレイアーが入られてしまい、やや苦しい位置に入ってしまいました。せめてスマートレイアーの前には入ってほしかった。

向正面で動きが激しくなりますが、ヤマカツライデンが先頭。
2番手にダンビュライトに内からスマートレイアー。ウインブライトも早め。
その後ろにアルアインと内にサトノダイヤモンド。外から一気にゴールドアクターが進出していきます。

中団にシュヴァルグラン、内でヤマカツエース、間にペルシアンナイト。
中団後方にサトノノブレスやメートルダール、外からトリオンフで内にミッキースワロー。
その後ろ、前半ブービーの位置にいたスワーヴリチャード。最後方にマサハヤドリームという展開です。

向正面で色々と動きのある面白いレース展開になったなと思います。
前半が61.1。大体多くの方が想定した通りでしょう。馬場の割には遅め。

先に進出したのがトリオンフですが、先頭に立つ程の勢いではなく、徐々に前に行くという前走と同じような動きです。
その後ろから、一気に先頭まで。ブービーの位置から先頭に立つまで約12秒。1Fで一気に先頭を奪います。
馬も馬ですし、さすがデムーロ騎手ですが、1番人気でこんな思い切った騎乗ができるのか…という思うだけです。

一方でサトノダイヤモンドは外からどんどん被せられてしまい、内には加速するのではなくロスなく進めたいという馬が当然揃っているので、加速に満足に乗れずに徐々に後方へ。
5F目から12.0を切るラップが続くので、そこで動けないとどうしようもありません。
シュヴァルグランも押し上げようと鞭が入っていますが、やはり休み明けで久々の2000m。加速しきれない様子が見えます。

一方で内でスマートレイアーもそうですが、ペルシアンナイトも全く動かずにじっくりとロスなく内を突く好騎乗です。
スピードのある馬で、流れていても大丈夫な馬だからこそではありますが、これは差し切れるかもしれんと思った位です。

アルアインは4コーナーの反応が満足ではありませんでした。
それでも内を走っていたのもあり、食らいつければ後は頑張れる馬です。ただ、もう少し鋭さが欲しい。

直線はスワーヴリチャードが先頭に立ち、内からアルアインが接近し、外からペルシアンナイト。大外に持ち出して一瞬反応があったミッキースワロー。
最後までラップを見ても大きなダウンもなく、しっかりとしたフォームで上がり34.1でまとめ、ペルシアンナイトの追撃を3/4馬身退けました。

サトノダイヤモンドは後方になってしまい見せ場なく7着に。シュヴァルグランはペースアップについていけずに13着に敗れました。

勝ち時計1:58.2。
前後半で割ると61.1-57.1。後半が4秒も速いラップですので、ある程度スピードが無いと対応できないレースになりました。

 

スワーヴリチャードは早め先頭から押し切りではありますが、そこに至るまでが特殊です。
前半必要以上に抑え、向正面から一気に進出し先頭。最後は内埒を頼りにもできる位置になっていますので、不得意と言われている右回りでも問題なしでしょう。真っ直ぐ走っていました。
読み切っていたかのうような動きですが、これ以上のコメントがないです。
これでG1馬ですが、既に力はG1級であることは疑いないものでしたので、春は宝塚記念か?

2着には追い込んできたペルシアンナイトです。上がり33.7。
道中こちらは動かずにじっくり。スワーヴリチャードとは違うアプローチですが、この馬の良さを生かし切っての走りでした。
枠も恵まれていましたが、前に馬を置いて行きたがる様子を見せても何とか我慢できた1コーナー。
直線もウインブライトを押して少しのスペースを作り出し、最後まで伸びたものの惜しくも2着。こういう我慢が出来ればこの距離でも、ですね。

3着にアルアインが入りました。
上がりだけ見れば34.0と立派なのですが、4コーナーの反応がもっと求められないと勝ち切れないですね。
マイルが良いタイプにも見えず、雰囲気は2400mも大丈夫。
ただ、この馬のベストは1800-2200までの良馬場でしょう。それこそ今年のドバイターフみたいなレースがベストかもしれませんね。
春のレース選択は難しいですかね。安田記念でもいい勝負できそうなだけに。
いっそ逃げるとかすればいいんですが、どこかで試すかな。

4着は相変わらずこの距離は真面目に走るヤマカツエース。
これはもうこういう馬です。G1は遠いですね。
レースは内枠からいつも通り内に入り、直線勝負。道中少し後ろ過ぎたとは思います。
4コーナーで外に行こうとしたのを切り替え、内に切り替えたのも良かったです。

5着にミッキースワローが追い込みました。
こちらも4コーナーまで待ち、大外へ持ち出しての直線勝負。
一瞬かなり伸びそうな雰囲気を出しましたが、ラストは止まってしまいました。
内を突いても良さそうじゃないですし、こういう大味なレースになってしまうのは仕方ないですね。

ダンビュライトも最後まで頑張っていましたが、最後は走りも上下にぶれてきて離されてしまいました。
レースは理想的な運びでしたので、対抗評価で頑張ってもらいたかったものの、仕方ない。
切れないだけで基本的なスピードはもう少しあるかなと思っていたので、もう少し長めの馬と言う印象にした方が良さそう。

8着に負けたもののトリオンフはかなり積極的なレースで、これだけ走れればそりゃ前走G3で54kgなら楽勝するわなという走り。
スワーヴリチャードが後ろからすぐに突いてきたので、苦しくなってしまいました。
それでも直線半ばまで頑張っていましたし、負けても納得したレース、と言う人も多そうな負け方です。

そして7着にサトノダイヤモンド。うーん。
スタートあれだけ出たら行ってほしかったというのが1ファンの思いです。
スマートレイアーに入られてしまい、外から被せられてどんどん順位を下げてしまいました。
ヤマカツライデンが作るペースなら、この馬が対応できないはずもなく、差し脚が鋭いというより、4コーナー先頭付近で押し切るのがベストだと思う馬なのに待ちすぎ。
ミッキースワローが追い通しで4コーナー走っているのに、中途半端な位置で動けていないので、これでは…というレース。
元々が反応鋭い馬ではありません。直線でスパートしてもどうこうなることもなく、こういう結果になってしまいます。非常に残念でした。

 

予想としては雰囲気はいい感じでしたが、何とも言えません。
ただ、勝ち時計1:58.2をドンピシャしたのは良かったです。
本命馬から名前を上げた馬に3連複で流しているので、ちょっとだけ当たりっちゃ当たり。




2 件のコメント

  • また馬券的中ですね🎯
    わたしも大好きなスワーヴリチャードがG1馬になれて嬉しいです🙌
    単複でなく単勝勝負したし😉

    しかしドバイでは、遥々行った日本馬応援しようと、レイデオロとモズカッチャン買いたくて、つらつらさんの読んでホークビルと3連複と3連単買ったんですよ~
    馬券獲れなかったけど、ホークビルでしたね👏

    • こんにちは。
      今週も当てたいところですが、意外に難しいと思います。
      スワーヴリチャードは安田記念みたいで。この春はお目にかかることはないと思っていたので、思わぬところで会えそうです。

      ドバイはあんな予想じゃあねー、という気分。
      シーマは余計な事せず単勝だけでよかっただけに、切なかったです。

  • Leave a Reply

    Your email address will not be published. Required fields are marked *