長かった東京G1開催も最後の安田記念を迎えました。これで暫く放牧休養に入ります。
スワーヴリチャードが参戦してきましたが、メンバーは非常に面白い。
これにジュールポレールやエアスピネルもいてくれたらもっと面白かったでしょうが、そう簡単に揃いません。
最内にスワーヴリチャードが入り、スタートと入りのラップが36.5だった大阪杯とは全く違います。いくらスピードが出る馬場とはいえ、戸惑わないものなのか?
馬場は非常に高速で土曜日の東京10Rの稲村ヶ崎特別で芝2000mで1:57.9。
少なくとも安田記念であれば、多少前半が遅くとも1:32.0を切ってくるのが当然という馬場です。
香港からウエスタンエクスプレスを加え、16頭立て。
逃げ :④アエロリット、⑯ウインガニオン
逃げ後:⑥レーヌミノル
先行前:③ダッシングブレイズ
先行後:⑦ウエスタンエクスプレス、⑧キャンベルジュニア、⑪リアルスティール
中団前:⑤ペルシアンナイト、⑨モズアスコット、⑫ヒーズインラブ、⑮サングレーザー
中団後:①スワーヴリチャード、②サトノアレス、⑬ブラックムーン、⑭リスグラシュー
後方 :⑨レッドファルクス
としました。
前走前に行ったのも少ないですし、比較的外枠は差してくる連中も多く、すんなりアエロリットとウインガニオンが並び、その近くにレーヌミノルで先頭集団を形成。
なんか思い切りそうなダッシングブレイズを前目に置きましたが、ウエスタンエクスプレス、キャンベルジュニア、リアルスティールが中団前。
その後ろに差し脚勢。
ペルシアンナイトにモズアスコット、ヒーズインラブと外からスーッとサングレーザー。
後方にスワーヴリチャード、サトノアレス、ブラックムーンとリスグラシューも後方。最後方にレッドファルクスとしています。
ペースはアエロリットが握ったとして34.5-57.7と想定。
この馬場なら平均少し速めという程度でしょうし、無理なペースだとは思いません。京王杯SCは34.2-56.5でしたが、そこまでは出さないでしょうし、出す理由もないです。
比較的前目、外目が自由に走れるスペースがあり、後ろの内側は渋滞発生リスク大というのはどのレースも一緒ですが、今回はそれが結果に大きく影響しそうな組み合わせには見えます。
3コーナーから少し引き付けてアエロリットが先頭で4コーナーへ。
先頭はアエロリットで余裕がある感じ。レーヌミノル、最内からダッシングブレイズ、ウエスタンエクスプレスが伸びてくる。
しかしアエロリットが先頭。外からキャンベルジュニアとリアルスティール。
内でペルシアンナイトがスルスル抜け出そうとする中、スワーヴリチャードやサトノアレスはやや前が壁。
大外からサングレーザーとその後ろからリスグラシュー。
しかしアエロリット。
外からリアルスティールが追い詰める。大外からサングレーザーがいいい感じで伸びてきている。間ペルシアンナイトがようやく出て来た。
残り100mで4頭の競馬に。
内でアエロリットを交わしたリアルスティールが先頭に立ち、粘り込もうとする中、大外からサングレーザーが一気の末脚。
間ペルシアンナイトがリアルスティールと並ぶまでか?その間からようやく前が開いたスワーヴリチャード。
最後は昨年みたいな大接戦。
ダービーと連勝となった福永騎手のサングレーザーが1着。僅かに半馬身遅れて2着でリアルスティール。写真判定で3着にペルシアンナイト。4着粘ったアエロリット。
その後ろに白い帽子勢がようやく追い込みスワーヴリチャードとサトノアレス。リスグラシューが外から掲示板を僅かに外したか?
勝ち時計1:31.8。
上がりが34.5なので、やや追い込みも決まる決着ではありましたが、基本的にはある程度前に行った馬のレース。
と、なりました。妄想では。
◎ ⑮サングレーザー
○ ⑪リアルスティール
▲ ⑤ペルシアンナイト
△ ④アエロリット
△ ②サトノアレス
△ ①スワーヴリチャード
注 ⑧キャンベルジュニア
本命はサングレーザーです。
ダービージョッキーを背に、とかそういうのじゃなく、ウインガニオンを勝手に行かせ、リアルスティールの後ろとトコトコついていければ、直線で馬場の真ん中を突き抜ける位置にはすんなり収まりそう。
オレンジ帽子がブラックムーン、リスグラシューと下げるタイプでヒーズインラブもそんな行かないと予想していますので、ペースと馬場を考えると少し前に行くでしょう。
そうなると、直線弾ける準備はできるはず。前走33.2で突き抜けた末脚を府中の高速馬場で炸裂させるだけです。
マイルと高速馬場適性、そして枠の巡りを考えると、この馬が伸びてこないというのは考えにくい。
対抗には思い切ってリアルスティールを。
この馬は鉄砲は走りますし、坂路でしっかり時計も出ています。
こちらも外が下げるタイプで、モズアスコットは少し微妙な部分もありますが、その内のレッドファルクスも下げるはずで、アエロリットを射程に入れながらのレースができるはず。
時計が1:32.0を切るレースで対応できるかが非常にカギになると思いますが、これは信じるしかない。不安は十分あります。レースのしやすさは1番だと思いますが、そこが減点で。
3番手にはペルシアンナイトを。
スタート最低前走位は出てくれれば、サトノアレスとスワーヴリチャードより前には行けると思います。
そうなれば、後は内をじっくり。アエロリットとレーヌミノルが隣なので、五分に出て釣られて少し前に行くくらいの気持ちで行ってくれれば、前が壁になったりする可能性は低そう。
とはいえ少し手こずるはずなので、僅か届かずのシーンは考えておきたいです。当然逆転候補。
△勢になります。
4番手にアエロリットを。
ペースをある程度握れそう(ウインガニオンの後ろでも構わないですし)なのが大きい。
多くの馬はこの馬を交わせるか?のレースになると思います。
激流にはできませんが、下手に抑えると切れ負けするのは2回目の戸崎騎手は分かってくれているでしょう。エポカドーロでも逃げましたし、今回はそこそこのペースで走ろうと思ってくれているはず。
上がり33.0とか出せないものの、トータル1:32.0位で走るなら十分可能です。
ゴール前までしっかり粘ってくれると思います。でも切れ負けると思う。
サトノアレスも△。
ここの所煮え切らないレースが続いていますが、相手なりに走りますし、今回も内からじっくり乗れれば、最後伸びては来ると思います。
ただ、差し切るとなると…。
後方は渋滞しそうなので、あまり下げてしまうと外から殺到される組み合わせなので、出して行くべきか否か?の選択になりそうです。
少し出して行き、ペルシアンナイト辺りと並ぶ、もしくは前に行く位だと、もう少し上の着順もあるかも。
スワーヴリチャードも強さは認めるものの△まで。
さすがに高速マイルであり、1200m通過が1:08.5とかが求められるとなると前半少し遅れてしまうと「時計的に無理」ということは十分考えられます。
もちろんこれ程の馬なので、全く見せ場無しも考えられません。が、内枠で少し遅れてしまうと外から被せられて後方になり、直線前にスペースが出来てエンジンが掛かった時には「時すでに遅し」となってそうなイメージが。
これだけ速い馬場だと「東京マイルは2000mを走ってきた馬」的な話もありますが、ここまで求められると恐らく「1500mがベスト」位の馬の方がいいです。
注意にキャンベルジュニアを。
前走サトノアレスに追い詰められているため、200m長くなると当然差し切られそうですが、競馬はそんな簡単じゃないです。多分。
前走は外枠からスムーズな競馬でしたが、今回は8番からでも似たような事が出来そうな気がしてします。
時計が速くなるのは問題ないですし、1:32.0付近であれば、問題なく走り切れるでしょう。
モズアスコットは注目していましたが、さすがに連闘がどう出ますか。8頭も名前が並ぶのは予想とは言えないので、外し。
マイラーズCは多少前に出して行ってますので、スタート決まるようだと連闘でも頑張ってくれるかな?
こちらも時計勝負はめっぽう強いフランケル産駒なので、体調維持が出来ていれば、9番人気は美味しいです。
ゴール前は激しくなりそうです。
誰かが抜け出して…というレースにはならないでしょうし、ハラハラドキドキの直線を楽しめるはず。
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