第34回ホープフルステークス(G1・中山・芝2000m・良)
色々と賛否両論(比較的「否」多数)の中央競馬最終戦としてG1に昇格したホープフルステークスです。
有馬記念とは全く違うスタンドの雰囲気。
これくらい空いていると楽ですね。ちょっと混んでいる弥生賞って感じがします。
午前中は晴れて風もなく、気温は低めですが過ごしやすい陽気です。有馬記念はギャンブルの雰囲気がスタンドを支配しますが、こちらは年末のだらけた空気が支配します。
このレースは観戦に最適です。G1の緊張感も少し支配しつつ、本当にダラダラできます。
有馬記念より「来年も来たいな」と思いました。
でも関係者は辛いでしょうね。仕上げや仕事のサイクルがずれるというのは難しいですし。
馬場状態は先週と変わらず。例年通りです。
同日の古馬500万下で2:01.5でフリージングレインが圧勝していますので、500万下では60秒を切るペースだと辛いという感じです。
ホープフルステークスがG1になったとはいえいきなり2:00.0を切るとかにはならないでしょうね、という馬場です。
パドック
ジュンヴァルロ(2連勝中。黄菊賞1着)
尻尾を振り回していました。
比較的素直に歩いている馬が多い中、割と目立った1頭です。レースでも返し馬でも口を割っていたので、気性面で将来的にも不安が出そう。
ジャンダルム(2連勝中。デイリー杯1着)
こちらはパドックでは静か。
レースでは少し行きたがる素振りを見せていますが、レースでの性質であって、無駄な体力は使わないことができていそうな歩きでした。
ナスノシンフォニー(牝馬。百日草特別2着)
とても綺麗な栗毛ですが、比較的落ち着いて歩いている馬が多かった中、この馬は鬣を靡かせ、少し小走りと言うか落ち着きのない周回でした。
スタートでよれたのはこれが原因ではないでしょうが、馬そのものに雰囲気はあるだけに、成長してほしいです。
返し馬
タイムフライヤー(京都2歳S2着)
460kgに満たない馬ですが、全体的に太くて身体がガッシリしている印象です。
これ以上熱くなる事もなく、まずまず。あとはスタートだけかなぁと思っていました。
フラットレー(アイビーS5着)
アイビーSも見ていますが、雰囲気は素晴らしく、ベストターンドアウト賞は文句なしでこの馬でしょう。人気先行するのも分かります。
馬の雰囲気は一流馬の振る舞いですが、ちょっと結果が…。ただ、騙されても仕方ありません。
ルーカス(東スポ杯2着。モーリスの弟。)
前走は割と落ち着いたキャンターでしたが、放馬もしていますし、気性がそうなってきたのかなぁという感じに受けました。
前走の方が単純に折り合いだけで言えば、楽そうでしたので、距離延長がこの雰囲気にいなってどうかな?
ステイフーリッシュ(1戦1勝。カウアイレーンの仔)
パドックの時も落ち着いていましたし、返し馬もしっかり落ち着いて走っていました。
デビュー2戦目ですが、いい馬です。
出て来た時にトラインが跳ねてバッタンバッタンしていましたが、それ以外はジュンヴァルロが口を割っていた位。
ナスノシンフォニーも返し馬も気を使っていたと思います。それでも力が入っていました。
ファンファーレも丁度いいペースで演奏してくれて、手拍子もそこまで多くなく、全体的に緩いです。
有馬記念ガチ勢からすると、拍子抜け感はありますが、毎回あれでは競馬場に行っていられません。
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