Warwick Stakes(G2・ランドウィック・芝7f)
ここまで17連勝をしているWinxの登場です。
普通に戦えば勝つ相手であり、相手どうこうなんていうものではありません。
しかし、盛り上げるかのようなWinxのスタートでの盛大な出遅れ。
軽く3馬身はビハインド。
1400mの良馬場です。焦ったはずです。実況も焦っています。
ただ、すぐリカバリできました。
最初の200mが14.18と超スローから入っているので、そこは楽だったと思います。
逃げたのはEcuador(エクアドル)。
2番手にHarper’s Choice(ハーパーズチョイス)がつけ、3番手にWinxと同厩舎で2番人気のFoxplay(フォックスプレイ)。
3番人気位の緑の勝負服Inference(インフェレンス)が中段。最後方からWinxという展開です。
14.18 – 11.74 – 11.73 – 11.46 – 11.12で流れましたので、1000mが60.23。
とはいえいつもと違う展開です。
外から上がっていく青い勝負服Winxですが、上がっていく感じは同じとはいえ、位置が違います。いつもならEcuadorの外、青服で赤い帽子Harper’s Choiceの位置位にはいますので、「届くか?」という感じの4コーナー。
直線は410mありますが、1400m戦です。
当然前半60秒を超えるペースですので、ばてません。
逃げるEcuadorの内を突いたFoxplayが先頭に立ちます。大外からWinxが前を追いかけますが、10.50というラップが示すように、前を抜くにはキツイ。
残り200m。万事休すか?という所からの追い込み。
レースとしてはラスト11.14。バテたとは言えません。勝ち時計1:21.87。
レース上がり32.76(公式を見ると32.93)。
どちらにしても33.0を切る時計で走っていますので、これで良く届きました。
普通は無理ですが、そこは17連勝をしている馬ということでしょう。
Matching the field’s acceleration and making up lost ground, Winx surged down the stretch and outran the field to the finish. The mare’s final 600 meters was clocked at :31.98, the fastest seen at Randwick. She crossed the wire first in a final time of 1:21.87.
と出てたので、Winxの上がりは実に31.98。凄まじい時計です。
クリス・ウォーラー調教師は複雑だったでしょう。
逃げるのはFoxplayで追うWinx。どちらも自分の管理馬ですが、影響を考えるとWinxに勝ってもらいたいと思うはず。
だからと言って追わないとEcuadorに差されそう。共倒れは避けたい。複雑な直線ではなかったかなと推測されます。
目標はコックスプレートですが、同じランドウィックの9月2日のチェルムズフォードステークス(G2・芝1600m)を使うかも、と言っています。
Winxに敗れる事7回。内2着が4回。
ライバルHartnell(ハートネル)も同じ1400m戦のG2で復帰しています。
こちらは2馬身以上の差をつける完勝だったらしい。動画がないのが難点です。
トーセンスターダムも出走して5着。
Hartnell returns with a dominant win in the G2 P.B Lawrence Stakes at #Caulfield! pic.twitter.com/RYD0vyMOSY
— Sky Racing (@SkyRacingAU) 2017年8月19日
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