日本はG1シーズンに入り、北米もトライアル戦線が佳境に入ります。
ケンタッキーオークスは確固たる軸であったUnique Bella(ユニークベラ)が怪我で戦線離脱。一気に興味が失せました。
T. J. Smith Stakes(G1・ランドウィック・芝1200m)
オーストラリアの短距離G1です。
ブラックキャビアが出てた頃は、ただ彼女が勝つだけの簡単なレースでした。
最近はこの馬のためのレースでもあり、2015年、2016年と2連覇中です。
Chautauqua(シャトークア)が今年も芝1200mとしては感嘆の声が上がる素晴らしい追い込みを決めてきました。
最近凡ミスというか前走はWinxにあまり得意ではない距離(1500m)でコテンパンに突き放されてしまいましたが、今回は得意のスプリント戦。
解説不要の鮮やかな追い込み。カタルシスを感じましょう。
これでこのレース3連覇です。なかなかできる事ではないので、相性含めかなりいいんでしょうね。
2017 Florida Derby(G1・ガルフストリームパーク・ダート1800m)
ここからケンタッキーダービーへ向けての各州の「○○ダービー」が行われていきます。
まずは去年はここを勝ったNyquist(ナイキスト)がそのままケンタッキーダービーも制しました。
かつてはオーブやバーバロやビッグブラウンなども勝利しています。
今年は断然人気にファウンテンオブユースステークスをぶっちぎったGunnevera(ガンネヴェラ)が登場しました。
レースはこちら。
スタートから最後方に下げたGunnevera(ガンネヴェラ)でしたが、前はそれを後目に走ります。
後方から追い上げますが、4コーナーでは勝負に加われなさそうな雰囲気で、前を行くAlways Dreaming(オールウェイズドリーミング)が直線で抜け出して5馬身差の圧勝。
ここまで3戦1勝。3着→2着→1着ときていましたし、前走の勝ち方は良かったため2番人気位に支持されていましたが、一気にG1制覇です。
2着にタンパベイダービー2着のState Of Honor(ステートオブオナー)、Gunneveraは3着まで追い上げた所まで。
2017 Gulfstream Park Oaks(G2・ガルフストリームパーク・ダート1700m)
ガルフストリームオークスです。
G2ですが、メンバーは小粒。
人気は2戦1勝のSalty(ソルティ)とか、デビュー2連勝中のNonna Bella(ノンナベラ)とか。どっちにしろ重賞初挑戦です。
レースは3コーナー過ぎ位から徐々に外から上がってきたピンクの勝負服Saltyが、直線でフラフラしながらも4馬身半差の勝利。
これで3戦2勝です。特にありません。こういう馬もいるんだなという程度です。
2017 Fair Grounds Oaks(G2・フェアグラウンド・ダート1700m)
ケンタッキーオークスの主役が脱落したこともあり、ここを勝てば代わりに主役になるであろうFarrell(ファーレル)が断然人気。
4コーナーで先頭に並びかけ、直線で外向いていながらも抜け出して3馬身1/4差でFarrellが完勝です。
まぁここでは力が断然ですし、驚く事ではありません。
2番人気のVexatious(ベクセイシャス)は3戦1勝で未勝利だけの馬ですし、3番人気のDaria’s Angel(ダリアズエンジェル)も1勝したばかり。
対してFarrellは今年3戦無敗。
前走Rachel Alexandra Stakes(G2)を3馬身半で圧勝し、ここまで重賞2勝。これで負ける方が考えられません。
2017 Louisiana Derby(G2・フェアグラウンド・ダート1800m)
前走リズンスターS(G2)を勝利しているGirvin(ガービン)が人気です。
3着馬のLocal Hero(ローカルヒーロー)なども出走していて、同じ競馬場ですので仕方ないですが、再戦みたいな感じになっています。
まぁこういう馬もいる、程度の内容ですね。
勝ったGirvinはこれで重賞2連勝ですが、前走とほぼ同じ相手ですし、2着のPatch(パッチ)は前走で未勝利脱出した馬です。
これで評価が上がるとかはなく、同じでしょうね。しっかり勝った事だけだと思います。
ちなみに、これがルイジアナダービーのトレイラーの1つです。
アメリカとかだとこういう「カッコイイ系」に仕上がる事が多いですね。文化もあるでしょうけど。
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