2016 Woodward(G1・サラトガ・ダート1 1/8 m)
ウッドワードSです。
このレースも過去色々なレースがありました。
有名どころでいえばやはり1967年のウッドワードSでしょう。
ダマスカス、ドクターフェイガー、バックパサーの3強対決で、ダマスカスが後続を千切り捨てました。
1980年にはアメリカ競馬最後の「Walkover」、つまり1頭立てがスペクタキュラービットによって達成されたレースでもあります。
https://www.youtube.com/watch?v=b9JYygqNfgE
そんなレースですが、今年の主役はFrosted(フロステッド)です。
前々走のメトロポリタンHの圧勝劇から前走のホイットニーHも完勝。BCクラシックまで負けられません。
相手は前走モンマンスカップ(G2)を勝ち現在3連勝中のBradester(ブレードスター)。
今年のドバイワールドカップ2着のMubtaahij(ムブタヒージ)は前走G3を3着でしたがドバイワールドカップ以来のレースなので言い訳はできます。
そんなメンバーです。BCクラシック3番手組を狙う馬達、という感じです。
レースはこんな感じです。
逃げるBradester。
最内から普通のスタートを切りましたが、見ての通りコーナーまで距離がないので、スタートの出が悪かったものの最内からするすると4番手位に収まったShaman Ghost(シャーマンゴースト)。
Frostedはスタートの出も悪かったのもありますが、中段からの追走です。
Mubtaahijも大外スタートなのでFrostedと並んで中段の外目です。
3コーナーからアメリカの競馬らしくレースが動き、Frostedは大外へ持ち出します。
先頭がやや内を開けていたのもあり、Mubtaahijは最内へもぐりこみました。
最後は4頭の激しい追い比べになり、最後は真ん中からShaman Ghostが交わして1着。
2着はアタマ差でMubtaahij、さらにアタマ差でFrosted、またまたアタマ差でBreaking Lucky。
勝ち時計1:48.92。普通です。
勝ったShaman GhostはこれでG1初勝利です。
父はGhostzapper(ゴーストザッパー)です。父もこの2004年、このレースを勝っていますので、親子制覇になります。
次はジョッキークラブゴールドカップを予定しています。
負けたFrostedもそこからBCクラシックでしょうが、メトロポリタンHの圧勝振りから考えると徐々に調子落ちの気もしないでもありません。
この感じでカリフォルニアクロームと戦えるのか?が疑問になってきました。
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