2016 Prix de Diane(G1・1m2f110y ・シャンティ・Soft)
仏オークスであるディアヌ賞です。
上位人気は1番人気にLa Cressonniere(ラクレッソニエール)。
ここまで6戦無敗。前走は仏1000ギニーであるプールデッセ・デ・プーリッシュを1着。
2番人気に英1000ギニー2着のBallydoyle(バリードイル)。
昨年のマルセル・ブサック賞を勝っていますので、フランスではG1勝ちがあります。
3番人気にSwiss Range(スイスレンジ)。
前走は前哨戦の準重賞プリティポリーSを3馬身差で勝ってきています。
4番人気にサンドリンガム賞(G2)を勝ったVolta(ヴォルタ)。
こんなような人気です。
1番人気にクリスチャン・デムーロ騎手が乗り、ライアン・ムーア騎手、ランフランコ・デットーリ騎手、クリストフ・スミヨン騎手と上位人気に騎乗します。
レースはスタートでCamprock(キャンプロック)が外へ寄れながらスタートを切ってなかなか波乱の幕開け。
逃げたのは黒い勝負服のCoolmore(クールモア)。Happy Approach(ハッピーアプローチ)が2番手。
人気どころでは白い勝負服に紫帽子のLa Cressonniere(ラクレッソニエール)は後方5番手位の外。その前の全身紺色のVolta(ヴォルタ)。
Swiss Range(スイスレンジ)はピンク帽子の最内で4番手位。その後ろにいる白い帽子の青勝負服がLeft Hand(レフトハンド)。
Ballydoyle(バリードイル)はスタートでカットされたのもあり後ろから2番手。
レースはこれです。フランスギャロが公式で出してるやつですが、音がありません。
アクシデント満載なレースでした。
まずは4コーナーで1頭Tierra Del Fuego(ティエラデルフエゴ)が競走中止します。怪我っぽいですね。
直線は激しいを通り越して「頼むから真っ直ぐ走って!」という位です。
大外に持ち出したLa Cressonniere(ラクレッソニエール)ですが、少し前にいたシャドーロールのGysoave(ジソーヴ)が外に寄れます。
それに玉突きを起こして白赤服で赤帽子のHighlands Queen(ハイランズクイーン)やVolta(ヴォルタ)が寄れます。
そこにできたスペースに突っ込んだ黄色い帽子のArmande(アルマンド)ですが、外から立て直したHighlands Queen(ハイランズクイーン)が内に切れ込み、えんじ色の帽子のJemayel(ジュマエル)との間が一気に狭くなった影響でArmande(アルマンド)が落馬してしまいました。
一応騎手はすぐ立ち上がったので、大きな怪我ではないとは思います。
そんな真ん中のゴタゴタを後目に内側から伸びたLeft Hand(レフトハンド)に外から一気にLa Cressonniere(ラクレッソニエール)が伸びてきます。
ラストの1Fは12.21でまとめ、La Cressonniere(ラクレッソニエール)が勝ちました。
父はLe Havre(ルアーヴル)です。
これでデビュー戦から勝ちっぱなしの7戦無敗でフランスの2冠に輝きました。
勝ち時計が2:09.45。馬場もあるでしょうが、少し遅いですね。普通なら2:07.0位のレースなので、馬場がsoftですし、影響はあったんじゃないかなと。
半馬身差の2着にはLeft Hand (レフトハンド)、そこから1馬身1/4差でVolta(ヴォルタ)です。
逃げたCoolmore(クールモア)は粘って5着。スタートで後手を踏んだBallydoyle(バリードイル)は最後よく追い込んだものの6着まで。
Swiss Range(スイスレンジ)はあまりいいところがなく8着に終わっています。
確定までとても長く、色々審議があった模様です。
加害馬のHighlands Queen(ハイランズクイーン)は最下位に降着になっています。
凱旋門賞のオッズに名前が出ていますが、7戦無敗でフランスオークスを勝った馬なので、3番人気位になりました。
ドゥラメンテと同じ位。マカヒキより少し人気、位の位置です。今の所。
無敗のオークス馬でも勝った馬も沈んだ馬もいるので、何とも言えません。
ちなみに、これが公式のトレイラーです。
フランスでまたしても立派な牝馬が出てきました。
面白いと思います。
2016 Summertime Oaks(G2・1 1/16 m (Dirt)・サンタアニタ)
熱発でケンタッキーオークスを回避した北米の天才少女Songbird(ソングバード)の復帰戦です。
レースは5頭立て。
先頭は途中まで走られますが、3コーナー手前で先頭を奪ってそこからいつも通り。
毎回同じリプレイを見ている感覚に陥ります。
今回は相手が弱かったのもあり6馬身半でした。前走のサンタアニタオークスで最も差が詰まっても3馬身3/4差ですから、いつになったら本気で走ることやら。
これで8戦8勝です。
同世代の女の子と走ってもこれが続くだけだと思います。
「乗っていれば勝てる」というレースですので、何のハラハラもありません。
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