日本馬が11頭凱旋門賞へ1次登録をしました。
フランスギャロでも結構大々的に取り上げられていて、そりゃそんなに登録したら驚かれます。
ギャロのページにこんな風に書かれています。
Clôture des engagements ce matin pour l’édition 2016 du Qatar Prix de l’Arc de Triomphe : 115 champions et notamment 11 Japonais prétendent à ce jour au titre de futur vainqueur de la plus grande course du monde.
フランス語なのでわかりにくいですが、「115頭の登録があったけど、その内11頭が日本からだよ。」と書かれています。
そう考えると多いですね。
各馬春競馬を頑張って欲しいですが、そこから実際に行くとなると数頭がいい所でしょう。
というか、何頭も行ってしまうと日本の競馬がつまらなくなるので避けて欲しいです。
ドゥラメンテとヴァンキッシュランには行ってほしいですが、どうなるでしょうか。
私も今年はシャンティ競馬場に参戦の予定です。また懲りずにフランス遠征しないとなと思っています。
さて、なぜこの時期に登録しなければならないのか?というのをきっちりとメモっておきます。
登録料の問題で、どうしてもこの時期じゃないと大変なんです。
凱旋門賞(これは昨年の)のレースは以下のようになっています。
“Entry Fee(s)”という所を見て頂ければわかりますが、昨年ですと2015年5月13日までなら7200ユーロ(約90万円)です。
当然ながら時期が迫ると上がります。
2015年10月1日というギリギリまで受け付けていて、その時にかかる金額はエントリーフィーで120000ユーロ(約1500万円)になります。
直前になって、「レースに出たい!」と言っても結構な額を払わなければならないので、この時期に登録してしまうというのが得といえば得です。
ある程度稼いでいるお馬さんなので、90万円位は安いもんでしょう。
ちなみに、各国のを見てみましょう。
まずは日本ダービーから。
1次登録は10,000円です。
2次登録が30,000円、最後の3次登録が5月15日登録が3,600,000円と跳ね上がります。
こう考えると良心的です。
では、先日終わったばかりのケンタッキーダービーはどうでしょうか?
これ合ってますかね?と思いますが、多分あってます。
エントリーフィーは 0円 です。驚きの安さです。2016年1月16日までに「出ます」と言えばOK。アメリカっぽい気がします。
これは去年のものですが、今年も変わらないでしょう。
前年の11月3日までが1次登録で500ポンド(約8万円)。
2次が4月7日で8000ポンド(約125万円)、最終の3次が5月1日で75,000ポンド(約1185万円)となります。
ちなみに、画面は貼りませんがキングジョージも1次が3500ポンド(約55万円)ですが、最終は75,000ポンド(約1185万円)です。
最初に登録すれば0円ですが、徐々に上がっていき、最終の3月22日にエントリーすると600,000ディルハム(約1800万円)です。
ここも早めのエントリーをすることになるレースです。
では、悪名名高いブリーダーズカップは?
昨年度のエントリーガイドだとこうなっています。これのリンクはこちらから。
“sired by stallions properly nominated”。つまりは父親が
- Breeders’ Cup(ブリーダーズカップ社)
- European Breeders’Fund(ヨーロピアンブリーダーズ基金)
- BCL/EBF Common Fund(BCL/EBF共同基金)
に血統登録されていれば$100,000(約1100万円)ですが、そうじゃない場合は$200,000(約2200万円)必要です。
以前はもっと高かった印象ですが、安くなりました。
エントリーしてレースをする、というだけですが多額のお金が動きます。
これが競馬って言えばそうですが、これに旅費もかかりますし、現地での生活費もかかります。
軽々しく「海外行け」とは言えないですね。
登録した11頭は怪我なく多くの馬がエントリーできる状態であればいいなと思います。
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