チャンピオンズマイル(G1・香港/シャティン・芝1600m・Good)
モーリスの楽勝だったし、メンバーもここは負けられないでしょうという構成でした。
さすがの走りです。
最後は流すように走り2着の コンテントメントに2馬身差。
馬場は雨が降ったということらしいので、Goodですが、多少残っていたかもしれません。
時計的にはそこまで強調できるものではありませんが、前半スローだったということを考えればラストでここまで時計を詰めたのは立派だと思います。
ラップは 24.85 – 23.81 – 23.39 – 22.03 です。
23.81の所がシャティン競馬場平均である22.85に比べると約1秒遅いです。
従ってゴール前で一気に加速するレースでした。
そういうレースなので、普通は差が付きにくいですが、瞬発力の桁がモーリスが文字通り違っていたため、きっちり差が付きました。
モーリスのラスト2Fは21.79 。単純に2分割しても10.9-10.9位です。
レース2番手が4着に追い込んだBeauty Onlyで22.02。スローで流れた前半に2Fで0.2秒の差ですので、ここでは何回やっても負けないと思います。
安田記念に向けていい試走ができたんじゃないでしょうか。
リアルスティールなど安田記念の方がはるかに相手が強いので、まずは無事に次も走ってもらいたいですね。
チェアマンズスプリントプライズ(G1・香港/シャティン・芝1200m・Good)
現在世界最強のスプリンターであるChautauqua(シャトークア)が豪快な勝ち方。
見てもらった方がいいと思いますが、最後方の芦毛の追い込み馬です。
Aerovelocity(エアロヴェロシティ)も見せ場はありましたが、力尽きて0.86秒差の8着。
昨年の勝ち馬Gold-Fun(ドールドファン)は4着。
年末の香港スプリントの覇者であるPeniaphobia(ペニアフォビア)はいいところなくブービー。
ビリにBuffering(バッファリング)。前走ドバイアルクオーツスプリントを制覇してたんですが、甘くないですね。
レース映像は一体届くの?と思って見ればいいと思います。
届いちゃうんですね。
レースラップと比較すると、
レース:23.34 – 22.15 – 23.20
勝ち馬:24.78 – 21.63 – 22.28
ですので、切れに切れます。
ラスト2Fはレース2番目が2着だったLucky Bubbles(ラッキーバブルス)で22.78。これよりスプリント戦で0.5秒も速いんだから恐れ入ります。
これで22戦12勝。次こそアスコットですね。多分。
最新のコメント