第67回安田記念(G1・東京・芝1600m・良)
東京での春のG1開催も最後となりました。
徐々に暖かくなっていく季節の変化を感じながらの観戦です。6月になりこういう区切りのタイミングで「今年も残すところ半分」と言われると、時の流れの速さも感じます。
2歳馬もデビューをしだして、キングカメハメハの後継候補の1頭であるロードカナロアの仔がデビュー戦を勝利していました。
朝(というか昨晩)に英国ダービーの予想を外し、春は最後のG1だというのに幸先の悪いスタートでした。
予想はこちら。本当に難しい。
展開予想なんてするもんじゃありません。
混み具合はまずまず。東京競馬場の入場者は5万7143人で同109・1%らしいです。
先週からの落差を感じていますので、この位なら慣れたものです。
1つの前のロワアブソリューが前半スローとはいえ上がり33.3で1:21.3。
僅かでもペースが緩むと34.0を切る上がりが記録されていましたので、内より外がいいとは言っても決定的な差でもなく、全体的に走りやすそうには見えます。
使われて徐々に悪くなるものですが、週中に適度に雨もあり、土日に向けてしっかり回復するという天気が続きましたので、この春は芝にとっても過ごしやすかったのかもしれません。
パドック
レッドファルクス(芦毛。京王杯SC勝ち)
ガツガツとしたスプリンターではないですが、非常におっとりしていて1人でゆったり歩いていました。
体重の増減もなく、完成された古馬という感じの風格です。G1馬ですので当然かも。
ビューティーオンリー(香港マイル勝ち)
体重がマイナス18kgなので、数字は気になりましたが、歩きはイライラしていたり、見るからに細く見えてしまっていたりというのはありませんでした。
尻尾が短いこと以外は特に気にならず、最近香港から出てませんが、遠征には強い馬なのかもしれません。
ステファノス(G1で2着が3回)
パドックはほとんど生で見ていない馬なので何とも言えませんが、ちょっと元気がないというか目がもっとパッチリ開いていたような。
角度の問題もタイミングの問題もあるかもしれませんが、全体的に目立ちませんでした。
アンビシャスも以前に比べると大人しい感じでしたし、エアスピネルも比較的熱くなるタイプですが、そこまでには見えませんでした。
各馬しっかりとしていました。さすがにここに入るだけの古馬です。
返し馬
アンビシャス(大阪杯5着、中山記念4着)
外埒沿いをしっかりと耳を前に向けて落ち着いて走っていました。
イメージはクビを下げる走りでしたが、今回の返し馬は普通でしたし、気性の悪さも見せませんでした。良い悪いは別にして。
エアスピネル(京都金杯勝ちあれど決め手不足)
この様にかかっているような返し馬はいつものことです。特に気にする必要はありません。
走りそのものの雰囲気は悪くなかったと思います。
サトノアラジン(昨年は4着。マイルCSも5着とあと一歩)
もともとカッコいい馬ですが、500kgを超える馬体で全身を使った走りは見栄えがします。
一歩が大きく、クビをかなり下げる馬なので、小技を使うよりは外を回して全力疾走が良さそうなのは返し馬からも分かる気がします。
イスラボニータ(皐月賞馬。絶好調ルメール騎手騎乗)
以前に比べると顔を外に向けたりして、3歳で挑戦した天皇賞の頃の純粋さは失われつつある気がします。
もっとストライドの綺麗なキャンターをしていた印象がありますが…。
ロジチャリス(ダービー卿CT勝ち。G1初挑戦)
554kgの大きな体でこの走り。ずば抜けて大きいというのもあり、迫力十分です。
乗っている方もかなり大きく感じそうです。
返し馬は気になったのはエアスピネル位です。それも毎度のことなのでそれを確認しただけ。
このレベルになると全然分かりません。
人もそこそこ入ったというのもあり、ファンファーレも盛り上がりました。
生演奏に比べると前半手拍子は合わせやすいですが、後半になると観客側のテンポが速くなるため、徐々にずれていきます。逆に生演奏の方はそれに合わせて演奏側もテンポを上げる事が多いので、後半は合います。
この春、後半もテンポが一切上がらなかったのはNHK交響楽団だけでした。そんなのはどうでもいいです。
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