写真で振り返る 第33回根岸ステークス レース回顧

レース

ダート1400mなので、完全にゴールの反対側からのスタートです。
なので、写真とかは撮れません。

マテラスカイが大外から好スタートを切ります。スタート上手です。
一方でサンライズノヴァ、 サトノファンタシー、メイショウウタゲなどがイマイチ。
サンライズノヴァは追い込みではあるものの、それなりのスタートは欲しいですね。

白帽子(クインズサターン、ユラノト)の2頭もいいスタートで

スタートしてから内に切れ込みながら最内を目指すマテラスカイ。
ここでパトロールビデオでコパノキッキングの動きがなかなか良かったと思います。
一旦は内に入れましたが、砂を浴びる位置に入ってから外へ進路変更し、一度砂を浴びない位置へ。
マテラスカイと逆の動きをするように進路を取り、外の良い位置を取れました。

また、外からレッドゲルニカ、ノボバカラがいき、真ん中の枠の馬が下げたのもあり、非常に楽にポジションが撮れたユラノト。枠順は重要ですね。

ケイアイノーテックは砂を嫌がるような素振りを再三見せており、左右が塞がれているものだからずるずると後退。やはり初めての砂でこのぱさぱさ具合。キックバックに相当苦戦しているような前半でした。

サンライズノヴァはモーニンを交わすように外から早めに進出していきました。
スタートも後手でしたし、もともとエンジンが掛かってからの馬ですので、悪い判断ではないと思います。

ペースは35.0-47.1-59.3。
馬場を考えると少し早めですが、マテラスカイの持ち味です。
レッドゲルニカやノボバカラといった馬が近くにいた(とはいえノボバカラは同じ厩舎ですけどね)のもあり、ペースを下げ過ぎるのも考えもの。
数字は確かに気持ち出ていますが、スタートからスムーズに先手を取れていましたし、後はどこまで持続できるか?の勝負になるのは仕方ないですね。

500m先、砂ぼこりをまき散らしながらの4コーナーへ向かいます。

ケイアイノーテックはコーナーから直線入り口で1回クビを上げ、苦しそうな雰囲気を出しました。
肩鞭入れて促しましたが、なかなかこうなると苦しい。
枠も含めてこのレースは向いていませんでした。

もう1頭気になったのはモーニンですね。
サンライズノヴァが外から交わすのをしっかり待って、ほぼ馬なりで4コーナーに。不気味な追走でした。
先行して押し切ったかつての根岸ステークスとは違います。円熟味を帯びたといえばいいのかな?

コパノキッキングも外からスーッと前に行きながら4コーナーでは前を射程に入れていました。
距離はどうか?と思ったものの、あとは伸びるかどうかですね。

マテラスカイが先頭で直線に入ります。

マテラスカイは少し内を開けて走っていたのが気にはなりましたが、坂付近で早くも一杯一杯に。
スタートもスムーズに決め、先手はきちんと取れましたが、ペースが気持ち速かったのと、なんといってもこの馬場でしょうね。
もう少し軽い馬場になってくれば、見限れません。
1400mでもっと良いパフォーマンスをするには、パワーよりスピードを要求される馬場で見たいです。
そういう意味では、ドバイの方が楽しみです。

1番人気のサンライズノヴァは大外から追い出しにかかりましたが、先に仕掛けたという事以前に伸びず。8着止まり。崩れたという評価するしかないです。
こちらも比較的時計が出る馬場が得意というのもありますし、モーニンより先に仕掛けたのは決して早仕掛けだとは思いません。
それでも良い頃のレースに比べてしまうと、残念な結果です。
本番は1F延長されますし、この馬にとってはプラスです。巻き返しがあるならこのタイプのような気がします。

直線半ば。
ユラノトが内に入り込み、先行馬が沈む中、外からコパノキッキングが伸びてきます。

ケイアイノーテックはここでようやくある程度前に馬がいなくなり、走れる感じになりました。
止まってもおかしくない素振りも見せていましたが、それでも最後まで諦めていないので、全くダメと言い切れない負け方です。
こちらも雨待ち、外枠待ちではまれば、フェブラリーステークスでもそこそこの着順ではゴールしそうですけどね。
ただどちらも運任せ。どうするんだろう。

キタサンミカヅキも外からサンライズノヴァと併せながら前を追い、9歳馬でよく頑張っています。
58kgですし、1200mより1400mの馬ではありませんので、仕方なかったかな。

モーニンが外からいい脚で伸びてきて4着でした。
58kgでしっかり待っての追い出し。
こちらも雨が降った方がいいタイプではあると思いますが、一時期の不調を考えるとよく復活してきました。
もともとフェブラリーステークス勝った時にも「100m長い」と言っていましたが、この感じだと1600mでも大丈夫そう。捨てきれない1頭になりました。当面の敵は賞金が足りるか?ですね。

外からコパノキッキングが先に抜け出したユラノトに迫ります。
その内からするするとクインズサターン。

クインズサターンは好スタートから内をじっくり。まぁ1番ですからね。
直線もマテラスカイの後ろを走り、入れ替わるように内へ。ほぼミス無しのレースでしょう。
それでも負けたのは事実で、賞金加算にも失敗。
重賞の安定感は確かにあるものの、フェブラリーステークスのゲートに入るのはどうかなー。難しい位置にいそうです。
直線で内外が広がる中、きっちりマテラスカイの後ろのスペースにこだわって走っていましたので、ロスなく立ち回れました。

ゴール前はマーフィー騎手とルメール騎手の叩き合い。
マーフィー騎手が少し斜め前に重心がかかっているように見えますが、最後外に出したから?
それともパトロールビデオを見ると分かりますが、ダート上に真っ直ぐ線が引いてあり、それでも見てるのかな?そんな訳ない。

ユラノトは負けてしまいましたが、好スタートから前を見てレースを進めることができました。
前3頭が離したのもあり、ユラノトの位置が丁度スポットになり、プレッシャーの掛かりにくい位置に。
それをエスコートするのが騎手の役目ではありますし、枠と並びが恵まれたとはいえ、そこにいるのがルメール騎手。
こちらも賞金が微妙ですが、出られたとしてここまで次もうまくいくかな?
しっかり走れていて、強いとは思いますが、この上ないレースだったのも事実です。逆転するにはワンパンチ欲しい。相手なりに走れるから大崩れはないと思うけど。

久々にゴールの写真が撮れた気がする。

コパノキッキングはこれでカペラS→根岸Sと重賞連勝です。
強いのは分かっていましたが、1000mの走りが圧巻すぎてここまで距離を伸ばしてどうか?と思っていたのにしっかり勝ち切りました。
勝ち時計の1:23.5は馬場を考えれば悪くなく、及第点でしょう。

道中は一度外に出しつつ、しっかり追走。
4コーナーから動いての横綱相撲でした。まだ4歳馬ですからね。
フェブラリーステークスにルヴァンスレーヴはいませんが、ダート界を着々と侵略している世代です。

フェブラリーステークスの距離についてはさすがに長いと言わざるを得ないです。
持ち味がスピードですので、相対的にプラスにならないという方が正確ですかね。

決して引っかかるタイプでもないですし、落ち着いて走れています。このレースのこの馬場でもラスト12.2のレースをしっかりと差し切って、ゴールまでじわじわとではありますが、差を広げ続けました。
持たないとは思いませんが、プラスにならないのも事実。

そして藤田菜七子騎手への乗り替わり。
自分としては面白いので大歓迎ですが、マーフィー騎手からの乗り替わりというのは厳しい言い方ですが、マイナス評価する人が多いはずです。まぁ藤田菜七子騎手に限った話ではないので、誰でも大差ないか。
落ち着いて乗るには真ん中より外が欲しいですね。今回みたいに少し外に出しつつ、気分良く追走すればあっと驚くコパノリッキー(1回目)よりは戦前でのチャンスはありそうです。

巻き返しそうなのもいてややっこしいですが、サンライズノヴァは巻き返しはあると思います。
そして馬場が渋ればモーニンは大注目になるでしょうね。