フランスのクラシックも開幕。各国の競馬の忙しい時期。

2018 The Emirates Poule d’Essai des Poulains(G1・パリロンシャン・芝1600m)

フランス版の2000ギニーです。
11頭立てと非常にスッキリしています。

人気はここまで3戦無敗のWootton(ウートン)。デビュー戦から6馬身→5馬身と圧勝し、年明け初戦のフォンテーヌブローS(G3)をライバルのOlmedo(オルメド)との一騎打ちを制しました。
そのOlmedoは昨年のジャン・リュック・ラガルデール賞(G1)の2着馬。前走は負けたものの頭差ですし、ここでも当然人気の1頭です。

前哨戦の1つであるジェベル賞(G3)を5馬身差圧勝して5戦4勝のDice Roll(ダイスロール)も有力です。
既に12戦を消化し、使い過ぎの感はありますが2歳G1を2勝しているオブライエン厩舎のU S Navy Flag(ユーエスネイビーフラグ)。

U S Navy Flagが逃げ、Francesco Bere(フランチェスコベレ)が2番手、3番手がHey Gaman(ヘイゲイマン)。
4番手の赤い帽子の黒っぽい勝負服のシャドーロールがDice Roll、5番手の水色がOlmedo。後方のゴドルフィンの青い勝負服がWoottonです。

ペースは、まぁこういう馬場競馬場ですし、アテにはなりませんが、かなりかかっている馬が多数見受けられるように、マイルとしてはやはりかなり遅いです。
Woottonが外から我慢が出来ない様子で上がっていきましたし、Hey Gamanもかなりクビを上げました。

U S Navy Flagの逃げは前半の1000mを1:02.47という速報タイム。

最後の直線では外からWoottonが伸びきれず、オープンストレッチを利用して内からDice Rollが並びかけます。
こういう使い方ですね。参考になります。

Hey Gamanと叩き合う中、大外から一気にOlmedoが伸びてきて、最後はクビ差差し切り。
勝ち時計1:37.72。上がり35.25のレースです。

2着に外から粘ったHey Gaman、3着に内を突いたDice Roll、人気のWoottonは4着でした。

勝ったOlmedoはロジェ厩舎でクリスチャン・デムーロ騎手騎乗。
父がDeclaration Of War(デクレレーションオブウォー)。恐らくG1は初勝利ではないかと。
前走はWoottonにやられましたが、巻き返し。これで5戦2勝となりました。

 

2018 The Emirates Poule d’Essai des Pouliches(G1・パリロンシャン・芝1600m)

フランス版の1000ギニーです。
こちらはちょっと多めの14頭立て。海外競馬で多いと解説が難しくなってきます。

人気はPolydream(ポリドリーム)
2連勝して出走したマルセル・ブサック賞(G1)の2着馬。アイキャッチ画像がそれです。
Barkaa(バルカ)は前走年明け初戦のPrix Vanteaux(G3)を4馬身差で勝利しました。シャドーロールが特徴的。

Prix de la Grotte(G3)を勝利して2戦2勝のMusis Amica(ムーシースアミーカ)。ゴドルフィンにファーブル厩舎。
同じく年明けのG3を制して7戦3勝のCoeur De Beaute(クゥードゥボーテ)。Dabirsim産駒であり、この馬の父はハットトリックであることから、結果的にはサンデーサイレンスに続きます。
オブライエン厩舎からはCould It Be Love(クッドイットビーラヴ)とカタカナの方が難しい馬です。
2歳時は3戦して未勝利でしたが、年明け初戦は6馬身差の圧勝。勝ちはそれだけ。父はWar Front、母はPlaya Maya。
2010年のBCジュベナイルを圧勝したUncle Mo(アンクルモー)の妹です。

ちょっと多いので、なかなか見るのが難しいです。

外から一気に先頭を奪ったのがムーア騎手騎乗のCould It Be Love。
2番手にデットーリ騎手騎乗のSea Prose(シープロス)がつけ、3番手にペリエ騎手騎乗のTeppal(ティパール)

中団外目の13番の白帽子がPolydreamで、後方の紫勝負服がWind Chimes(ウィンドチャイムズ)、後方2番手の内側にいる緑勝負服がCoeur De Beaute、最後方が最終的に1番人気になっていたMusis Amica。

前半の1000mを1:02.36。ほぼ2000ギニーと同じです。

直線で一旦はCould It Be Loveが離しましたが、そこから一気に後続が強襲。
内にいながら外に徐々に持ち出したTeppalが外から、間から緑の勝負服が2つ。内の赤い帽子がCapla Temptress(キャプラテンプトレス)でその外がCoeur De Beaute。
大外から紫勝負服のWind Chimesが伸び、更に外から一気に加速したMusis Amica。

最後は大接戦のゴール前でしたが、オリビエ・ペリエ騎手騎乗のTeppalが勝利しました。
これで3戦無敗です。年明け初戦で昨年はAWを走って4馬身差で圧勝していましたが、それが9月の出来事。それ以来でしたが、非常にいい走りでした。
父はCamacho(カマチョ)という馬ですが、私はそこまで詳しくないです。分からない。

2着にCoeur De Beaute、3着にWind Chimes。
人気のMusis Amicaが最後大外からかなりいい脚でしたが、6着止まり。Polydreamは最後ガタっとなったので止めた感じもするビリでした。
そのPolydreamを除く13頭の着差は僅か4馬身。激戦でした。

 

2018 Derrinstown Stud 1,000 Guineas Trial(G3・レパーズタウン・芝1600m)

ところ変わってアイルランドの1000ギニートライアルです。

あんまりこれをどうこう説明するのも時間の無駄なので、レースを。

勝ったのは芦毛のWho’s Steph(フーズステフ)
今年に入ってG3を2連勝と非常に勢いがあります。
Zoffany産駒でこれで4戦3勝。

前走はこんな感じ。

アイルランドで前哨戦開始。豪州ではWinxが25連勝。

2018.04.15

 

2018 Derrinstown Stud Derby Trial Stakes(G3・レパーズタウン・芝2000m)

こちらはダービートライアルという名前になっています。
Ballysax Stakesの再戦ですので、上位人気はオブライエン厩舎の3頭で占められています。

1番人気はそのレース3着だったThe Pentagon(ザペンタゴン)
2番人気には2着だったNelson(ネルソン)、3番人気に勝ち馬のDelano Roosevelt(デラノルーズヴェルト)

英国ダービーに向けて脱落できない面々です。
ここはワンツー、もしくはワンツースリーもあり得ると思っていましたが…。

逃げるNelsonが早々にThe Pentagonと外から緑の勝負服Hazapour(ハザプール)に捕まり、The Pentagonも粘るものの差が徐々に開いてしまいます。
外からDelano Rooseveltも追い込みますが、時すでに遅し。2着まで。

Hazapourが勝利しました。4戦2勝。
重賞は初勝利です。年明け初戦でした。

名前的に英国ダービー馬Harzand(ハーザンド)の関係は?というと、母であるHazarafaの母HazariyaがHarzandのお母さん。似たような文字ばかりで分からなくなりますが、まぁ近親です。
父はShamardal。

これでHazapourは3番人気に浮上し、長い間オブライエン厩舎のエース候補として上位人気を保っていたThe PentagonやNelsonは20倍を超えるオッズまで脱落。
完全にSaxon Warriorの1強ムードになっています。