2018年の凱旋門賞に登録した95頭を眺めてみて

日本からはクリンチャー、ラッキーライラック、キセキ、ジャンダルム、サトノワルキューレの5頭が登録されました。

こういうニュースが出ると「日本でも実績ないのに登録するな」的なコメントが出たりしますが、例えばクリンチャーはジャパニーズセントレジャーである菊花賞の2着馬であり、国際G2勝ちもあり、天皇賞のレーティング116ポンドです。
ラッキーライラックは牝馬111ポンドでジャパニーズ1000ギニーである桜花賞2着馬。
これを拒否する、もしくはレーティングで弾かれるレースなんて世界中どこにもありません。

ダビスタの影響なのか、G1を2つ取って宝塚記念勝たないと出てはいけないとでも思っているのかな?

登録馬95頭は全てここで見ることができます。
http://www.jourdegalop.com/2018/05/voici-les-95-engages-dans-le-qatar-prix-de-l-arc-de-triomphe

 

なお、オッズはこんな感じ。
現在、ラッキーライラックは34倍位。
ブックメーカーによってはマチマチではありますが、現時点でこれ位の評価は驚くものではないです。

もちろん鵜呑みにする数字じゃないですが、英国1000ギニーを1番人気で3着のHappily(ハッピリー)が51倍、2着で昨年末フィリーズマイルでSeptember(セプテンバー)を下したLaurens(ローレンス)でも51倍。3歳牝馬ではかなり上位に位置しています。

昨年2着馬のCloth Of Stars(クロスオブスターズ)が41倍、BCターフ勝ち馬のTalismanic(タリスマニック)が41倍。
英国ダービー上位人気が予想されているThe Pentagon(ザペンタゴン)が41倍。

なお、3歳牝馬としてかなり上位に位置されているのがラッキーライラックと並んで34倍のLah Ti Dar(ラウティダー)。
デビュー戦は6馬身差、2戦目のプリティポリーS(リステッド)も3馬身3/4差で圧勝。

父ドバウィ、母はG1を3勝した名牝ダーレミ。
英国オークスでも上位人気ですが、こういうのも登録しています。日本的に言えば忘れな草賞圧勝で登録したようなものです。

同じく3歳牝馬では3戦2勝のShahnaza(シャナーザ)。Azamour(アザムール)産駒。
フランスオークスでも人気になっている1頭ですが、ラ・セーヌ賞というリステッドの勝ち馬です。こちらもエルフィンS勝っただけ、位の実績です。
当然まだG1どころか重賞未勝利どころか重賞未出走。でもオッズは割と上位になっています。ロンシャン勝っているからかもしれませんが。

 

古馬でクリンチャーに現状が割と近いのはDefoe(デフォー)。ダラカニ産駒の4歳馬。
Poets Word(ポエッツワード)Ulysses(ユリシーズ)と並んで4番手評価です。

昨年の英セントレジャーではCapri(カプリ)から29馬身差の10着と大崩れしてますが、今年に入ってG3→G2と連勝中。
特に前走のニューマーケットでのジョッキークラブステークスでは後続を突き放し、3馬身3/4差。
これでオフィシャルなレーティングでは115ポンド。当然G1は未勝利。

人気が上位にも関わらず今年まだ1戦も走っていないCascadian(カスカディアン)
こちらもラッキーライラックと同じ34倍程度。
デビュー戦は映像があるものの、直近の一般戦を探せず。3戦2勝。2歳戦のみ。New Approach産駒。
青い勝負服とド派手な流星が特徴です。

復活を期すオブライエン厩舎の昨年のエース候補Cliffs Of Moher(クリフスオブモハー)も41倍とオッズがついてきました。
昨年の英ダービー2着馬ですが、5/7のモアレスブリッジS(G2)を勝りました。

G2とはいえ相手がかなり弱っちいので、この相手ならレイデオロを破ったクリンチャーの方が上ですし、オッズもそうなってくると思います。

 

と、上位人気だけ見ても「誰???」的な馬が並ぶのが凱旋門賞です。
上はエネイブル、クラックスマンといて、そればっかり見ていますが、一次登録なんて少し下がると「え、国際G2勝ってるの?スゲーじゃん」的な馬がほとんど。

格式を求めるコメントが目に付きますが、登録馬見れば全然気にしなくても良いですし、むしろ日本馬はしっかりしています。普通に探せるレベルの実績を保持している馬が登録していますし。
ただ、ジャンダルムは距離が長い。