写真で振り返る 第78回皐月賞 レース回顧




第78回皐月賞(G1・中山・芝2000m・稍重)

朝から雨でした。
シトシトと降ってしまい、ビニールシートみたいなものを持っていくのを忘れたため、ベンチで本を読んだりパソコンで色々するのも濡れてしまいそうだったので、ごみ箱漁りをしてそれらしきものを探します。
そもそも持っていけですし、もっと言うなら競馬しろ、ですが…。

久々に並んでみましたが、ホープフルSのゆるゆる感よりはピリピリ感はありました。
暖かくなってきたので、馬鹿みたいに並ぶにはいい季節です。

馬場はやや重で開始。
風もあって、あの天気だと乾くものも乾きません。
この時期の中山は晴れると非常に写真も美しく撮れるので、有馬記念は曇ってほしく、皐月賞は晴れてほしい。

ヒトはわがままな生き物です。お天道様は思い通りにはなりません。
2、3日ならミレニアム懸賞問題として名高いナビエ・ストークスの方程式の計算も予想も大きくは外れないですね。競馬とか週末予定はそれで大きく変わるのに。

そんな展開予想はこちら。雨の読みが若干甘かった。

第78回皐月賞 展開予想

2018.04.14

馬場は想定より乾きませんでした。
途中晴れ間も出たのですが、午後になって雲が覆い、風も弱まってしまいました。
ディーマジェスティの勝った時も途中大雨で、午後から急激に晴れて暑くなり、一気に乾きました。今年はそうはいきませんでした。
古馬1200m戦の袖ケ浦特別で1:09.5。馬場差を無視できず、2.0秒は言い過ぎですが、1.0~1.5秒程度かかる馬場です。得手不得手が多少出てくるはずです。

パドックはどうでもよく、ワグネリアンの雰囲気を確かめる程度。普通です。
ジェネラーレウーノはチャカチャカしていますが、いつも通りですので、気にしない。

 

返し馬です。

グレイル(京都2歳S)

一番最初に出てきました。
「エイシンフラッシュに騙される会」だった人は騙されるでしょうね。黒くて見栄えがします。
共同通信杯に比べて雰囲気が出てきた印象です。今は難しくても、再来年の大阪杯とかでは主役かもしれません。

 

ジェネラーレウーノ(京成杯)

目を覆い、気性の難しさは感じますが、走り出すとスムーズなのは変わらず。
力んでしまう様子もなく、走りそのものは大きくてダイナミックです。

 

ワグネリアン(東スポ杯、弥生賞2着)

走り出しはバタバタする印象でしたが、今回は実にスムーズなキャンター。
どちらがいいのか分かりませんが、3回見ていますが、今回が「落ち着き」という点ではここまでは一番だったと思います。良いのかどうかが分からない。

 

ステルヴィオ(スプリングS、朝日杯2着)

デビュー戦以来ですが、その時は全く覚えていないので初めて見ます。
いわゆる短距離馬だと「ガー」っと言ったりしますが、そういうのもなく、耳を前に向けて大人しい走りです。

 

キタノコマンドール(すみれS)

こちらも初めてみますが、品があっていい馬です。
体重は増えていましたが、重そうな感じはしませんし、将来的には500kgを超えるのが普通になるでしょうね。
ケチをつける場所はありません。

 

タイムフライヤー(ホープフルS)

後ろ脚がゴツくなったかなって思いました。
ハミをしっかり噛むのは確かにホープフルSと同じですが、身体のバランスが少し変化したのかな。少し印象が違いました。これもどっちが良いのかは分かりません。

 

雨が降らなかったので、良かったです。
スタンドに誰もいない中で行われるG1程切ないものはありません。
ただ、全体的に空いていたなという印象はあります。元々そこまで混まないとはいえ、雨もありましたからね。

ファンファーレまでの「5,4,3,2,1」という映像は昨年までの馬が出てくるバージョンの方が良かったです。