アイルランドで前哨戦開始。豪州ではWinxが25連勝。

2018 Alleged Stakes(G3・ネース・芝2000m)

昨年の愛ダービー、英セントレジャーの勝ち馬Capri(カプリ)の今年復帰戦です。

アイルランドの競馬なんてオブライエン厩舎の実質調教の延長みたいなレースが多いので、このレースも5頭立てで3頭がオブライエン厩舎。

Yucatan(ユカタン)Cliffs Of Moher(クリフスオブモハー)

レースは芦毛のCapriが先頭で内から紺一色のCliffs Of Moherが伸びそうなところで失速。
粘るCapriに外から赤い勝負服の人気薄Cannonball(キャノンボール)が伸びてきたものの、最後は頭差。
Capriが今年初戦を飾りました。

勝ち時計がべらぼうに遅く、2:27.13。2000mとは思えないタイムです。大変ですね。

 

2000 Guineas Trial Stakes(リステッド・レパーズタウン・芝1400m)

これぞアイルランド、という出走馬です。
4頭立て。3頭オブライエン厩舎。レースは最高につまらないですが、メンツは割と良い印象です。

昨年は3戦2勝で同じ距離のG2勝ちのあるGustav Klimt(グスタフクリムト)。ムーア騎乗なのでファーストです。
U S Navy Flag(ユーエスネイビーフラグ)は昨年走って走って11戦4勝。G1であるデューハートSの勝ち馬です。名牝Misty For Meの仔なので、昨年活躍したRoly Poly(ローリーポーリー)の下です。
昨年こちらも3戦2勝で同じ競馬場同じ距離のG3勝ちのあるKenya(ケンヤ)もオブライエン厩舎。

唯一違うのが今年に入って前走一般戦を勝利しているImaging(イメイジング)


先に抜け出したImagingを人気のムーア騎手騎乗のGustav Klimtが追い詰め、最後は1馬身3/4差差し切り。
Kenya、U S Navy Flagの順でゴール。

本当に馬場が悪く、1:38.60。1400mです。
レパーズタウンのHeavy馬場なんて特殊中の特殊。これに特化しないとこなせないでしょうね。

この勝利でGustav Klimtは英2000ギニーでSaxon Warriorに次ぐ2番人気に浮上です。

4戦3勝。
ガリレオ産駒であり、姉は牝馬ながら英ダービー6着、セントジェームズパレスS3着などよくわからない使われ方をしていたMars。

 

1000 Guineas Trial Stakes(リステッド・レパーズタウン・芝1400m)

ここは割と馬も多く、面倒なので簡単に。

人気はここでも有力の1頭であるActress(アクトレス)を2戦連続で破った実績もあるAlpha Centauri(アルファケンタウリ)。昨年の2歳G1モイグレアスタッドステークスを1番人気も5着。今年初戦です。
前走はG3で3着、オブライエン厩舎のI Can Fly(アイキャンフライ)
2歳時に2連勝で締めたYulong Gold Fairy(ユーロンゴールドフェアリー)

全体的にインパクトはないレースだと思いました。


勝ったのは芦毛のWho’s Steph(フーズステフ)
Zoffany産駒でこれで3戦2勝。

2着にYulong Gold Fairyが入り、人気のI Can Flyは3着まで。
勝ち時計1:39.01。

2018 Ballysax Stakes(G3・レパーズタウン・芝2000m)

英ダービーへ向けての戦いです。
5頭立てで3頭がオブライエン厩舎。上位人気3頭ともそう。

英ダービーでも上位人気であり、レーシングポストトロフィーではSaxon Warriorサクソンウォーリア)の3着だったThe Pentagon(ザペンタゴン)
5戦2勝でG3勝ちのあるNelson(ネルソン)。愛オークス馬Moonstoneの仔なので、英ダービー2着のUS Army Rangerの下です。父はガリレオからフランケルに変わりました。
Delano Roosevelt(デラノルーズヴェルト)は3戦1勝で昨年のベレスフォードS(G2)はSaxon Warriorの2着でした。母は愛1000ギニーなどG1を2勝しているAgain。


The Pentagonが伸びてきてオブライエン厩舎の3頭併せの調教になるかと思いきや先にThe Pentagonが脱落。
先頭を走ってたNelsonが逃げ、Delano Rooseveltが追い詰めるという展開に。

半馬身差Nelsonが凌ぎました。
The Pentagonは2着から8馬身半遅れた3着。前の2頭が同じ厩舎なので、ちょっとね…。

The Pentagonは英ダービーで5番人気に脱落。

 

2018 Arkansas Derby(G1・オークローンパーク・ダート1800m)

こちらは北米のアーカンソーダービーです。

昨年のBCジュベナイル2着だったSolomini(ソロミニ)がいますが、それを前走レベルS(G2)で楽勝したMagnum Moon(マグナムムーン)が断然の1番人気。
前走タンパベイダービーを勝っているQuip(クイップ)も破った馬がかなり頑張っているので、ここは上位です。


レースは逃げたMagnum Moonが直線外へ膨れる感じで走りましたが、Quip以下を振り切っての勝利です。
これで4戦無敗でケンタッキーダービーへ向かいます。
直線で外によれたのはいい感じはしませんが、それでもゴールまで引き離していますので、強いレースでした。相手もそんな弱くないし。

これでも今6番人気位です。まだオッズが動かないだけか?

父はMalibu Moon。
レベルS→アーカンソーダービーと制覇したのは2007年のカーリン以来のことです。
あの馬はケンタッキーダービーは3着になってしまいましたので、どこまで行くでしょうか?

 

2018 Longines Queen Elizabeth Stakes(G1・ランドウィック・芝2000m)

豪州の名牝というレベルを超えているWinx(ウィンクス)が登場です。

元日本馬のアンビシャスもいますが、前走も2着とは言え負けてしまっているので、どうかなぁという戦前です。
相手は前走ドンカスターマイル勝ちのHappy Clapper(ハッピークラッパー)、昨年のコックスプレート2着だったHumidor(ヒュミドール)、今年G1も勝っているGailo Chop(ガリレオチョップ)。
まぁほとんどが1回や2回やられているので、今更感は変わりません。

25連勝を決めたWinxです。
4コーナーまではGailo Chopが先頭に立ち、外からかかり気味に上がっていった白黒の帽子のアンビシャス。
その斜め後ろをじっくりと追走してグーンと加速する青い帽子に白いポッチのついているWinx。

直線はGailo Chopが馬場の真ん中に持ち出すも外から左鞭一閃。
最後は流すように2着のGailo Chopに3馬身3/4差。ちなみにアンビシャスは12馬身差の8着と止まってしまいました。

これ以上何と説明したらよいのやら。
豪州から出ないと思いますが、それでもここまで負けないのも立派です。

勝ち時計が2:01.65。
上がり34.32のレースを最後方からぶち抜いて4馬身近く突き放すので、これでは手が出ません。
今年の初めは6歳になってどうも反応が鈍くなったなと思ったものでしたが、杞憂でした。徐々に仕上がってきた感じがします。

アンビシャスの全盛期に戦ってほしかったな。
もうここまできたら負けないと思います。