Thunder Snow兄妹が活躍したドバイのレース+豪州




2018 Al Shindagha Sprint(G3・メイダン・ダート1200m)

アル・シンダガ・スプリントです。
ゴールデンシャヒーンの前哨戦の1つの位置付けではありますが、そこまで直結するレースではありません。

人気は昨年のゴールデンシャヒーン2着馬で、前走ドバウィSを勝ってきたComicas(コミカス)
2013年のゴールデンシャヒーンの勝ち馬で、現在12歳馬のReynaldothewizard(レイナルドジウィザード)。前走ドバウィS3着。黄色の勝負服。
2016年のゴールデンシャヒーンの勝ち馬で、現在9歳馬のMuarrab(ムラーブ)。前走ドバウィS2着。高齢化が…。
前走ドバウィS4着で7歳馬のMy Catch(マイキャッチ)。白と黒のチェックの勝負服。

ドバウィSの再戦です。
スタートを決めた最内のMy Catchが逃げます。2番手の黄色服のシャドーロールはScrutineerという馬ですが、知りません。
4コーナーで外から一気に12歳馬のReynaldothewizardが追い上げます。

しかし直線までその脚色は衰えず、後続を4馬身差の圧勝劇。
2着はReynaldothewizardが上がりますが、最後の最後でバテてしまい、外から伸びてきたComicasに交わされてしまいました。
Muarrabは5着まで。

勝ち時計の1:12.50というのはそんなに良くないです。
大体ゴールデンシャヒーンは勝ち時計が1:11.0を切るのが普通なので、この辺りの時計で一杯だとRoy H(ロイエイチ)辺りとやってどうか?という感じはします。

 

2018 UAE 1000 Guineas(リステッド・メイダン・ダート1600m)

名前は立派ですが、重賞の格はありません。

人気はWinter Lightning(ウィンターライトニング)です。
昨年のUAEダービー馬であるThunder Snow(サンダースノー)の妹です。父はHelmet→Shamardalになりました。ストームキャットの流れです。

前走の再戦となり、ライバルはRayya(ライヤ)です。オレンジっぽい勝負服と帽子。

直線は一騎打ちなり、逃げるRayyaに外から走り方は兄にどことなく似ているWinter Lightningが差し切りました。3着にはExpressiyという馬が入っています。

勝ち時計の1:38.19は普通。ごく標準です。

 

2018 Al Maktoum Challenge-Rd. 2(G2・メイダン・ダート1900m)

ほぼラウンドワンの再戦となっています。

R1を圧勝したHeavy Metal(ヘヴィーメタル)。白っぽい勝負服。
2着も一叩きして1番人気となっているThunder Snow(サンダースノー)。
3着だったNorth America(ノースアメリカ)は今年は王道を歩みます。

この3頭に加わるのは昨年のゴドルフィンマイルの勝ち馬であるSecond Summer(セカンドサマー)。こちらは去年の12月からの久々のレース。

少頭数なので、見やすいです。
逃げる赤っぽいのがNorth America、2番手の白っぽい服がHeavy Metal、3番手の青がThunder Snow。
後方の黒に横線がSecond Summerです。

Heavy Metalが少し手が動き、一方でかなり楽々逃げている感じのするNorth America。それを外から捕まえに行くThunder Snowで直線です。

直線は逃げるNorth Americaを外からHeavy Metalも粘りますが、外から徐々に差を詰めてThunder Snowが並びかけます。

直線半ばで並びかけ、突き放すことはできませんでしたが、しっかりと差し切ってThunder Snowが勝利。
North Americaが2着、最後疲れてしまった感じのHeavy Metalが3着。

この距離できっちり結果を出してきましたので、ワールドカップの方にいくのかな。
2戦目で結果を残しましたし、本番も悪いレースはしなさそうですが、北米の連中をやっつけるようなイメージもできません。

2着以下の馬は多分ゴドルフィンマイルでしょう。北米の馬を相手にするのはしんどい。

 

Ladbrokes C.F. Orr Stakes(G1・コーフィールド・芝1400m)

1番人気はトーセンスターダムでした。
2番人気に実力馬Hartnell(ハートネル)、3番人気にブレイブスマッシュという人気です。

トーセンスターダムは4番手でいい感じで外から上がっていきました。

直線は一番外の白黒チェックのトーセンスターダムが伸びを欠き、その外から青い勝負服のHartnellが抜け出そうとします。
しかし、内から抜けてきたSingle Gaze(シングルゲーズ)と大外からブレイブスマッシュが一気に伸びてきました。

最後はハナ差、ハナ差でHartnellが1着。2着にSingle Gaze、3着にブレイブスマッシュという結果に。
トーセンスターダムは伸びを欠いて11着。とはいえこの距離ですし、着差も11着だけど2馬身半。
次は頑張ってくれるんじゃないですかね。

ブレイブスマッシュは素晴らしい追い込み。このクラスでG1でここまでやれるんだから、イッテツは面白いかもしれません。