ドバイで前哨戦開始。Al Maktoum Challenge R1他の感想




2018 Al Maktoum Challenge-Rd. 1(G2・メイダン・ダート1600m)

なかなか本番には繋がりませんが、それでもG2です。
今年は昨年のゴドルフィンマイル上位人気馬と昨年のUAEダービー馬との3強争いでした。

昨年G3を圧勝して挑戦したゴドルフィンマイルは8着。昨年末に1回走って圧勝してここに来た8歳セン馬のHeavy Metal(ヘヴィーメタル)
こちらもG3であるファイアブレイクSを圧勝後のゴドルフィンマイルは10着に敗れたNorth America(ノースアメリカ)。それ以来10ヶ月振り。
昨年のUAEダービー馬でシャンプラ賞を勝っているThunder Snow(サンダースノー)

他には昨年の2着馬でAl Maktoum Challenge R3の勝ち馬でドバイワールドカップ以来となるLong River(ロングリバー)など。

レースは8頭立て。
すんなりとHeavy Metalが先頭に立ってレースが進みます。

レースは逃げるHeavy Metalの後ろのシマシマはTaamol(ターモル)
その後ろの赤っぽい服が並んでいるけど白帽子の方がNorth America、もう1頭はCosmo Charlie(コスモチャーリー)。
帽子も全部青い勝負服がThunder Snowという展開です。他のはいいや。

4コーナーで3強の戦いという感じになり、逃げるHeavy Metalを追いかけるNorth Americaと大外Thunder Snow。

直線は一方的になりました。

逃げるHeavy Metalが後続を突き放し、早々に潰れてしまったNorth Americaを振り切ったThunder Snowが追いかけるも差が詰まりません。
そのまま押し切りました。2着とは4馬身半。2着と3着のNorth Americaとは7馬身半離れていますので、前がバラバラ。

1回走っていますし、その分はあったと思いますが8歳馬。まだまだ元気なんですね。

勝ち時計1:37.80は馬場は分からないので何とも言えませんが例年に比べると少し遅めの印象です。
最後流していましたが、G2になってから最も遅いですし、ゴドルフィンマイルは1:36.0を切る時計が求められるため、昨年と同じようになってしまうかも。

勝ったHeavy Metalは8歳馬で50戦位している苦労馬。G1は勝っていません。父はExceed And Excel。
今年もゴドルフィンマイルでしょう。

 

2018 Singspiel Stakes(G3・メイダン・芝1800m)

今年からG3です。
メンツとしてはG1となると…という感じ。一応はドバイターフやシーマクラシックを目指す馬達です。

人気はBenbatlベンバトル)。昨年の英国ダービー5着、キングジョージ5着。G1での実績を考えると断然。
昨年のドバイシティオブゴールド3着のEmotionless(エモーションレス)、シーマクラシック5着のEarnshaw(アーンショウ)辺りが実績馬。

良く分からない昨年のフランスダービー7着のBay Of Poets(ベイオブポエッツ)Cape Byron(ケープバイロン)という馬もなぜか人気しています。

レースはSharpalo(シャーパロ)という馬が引っ張り、2番手にLinguistic(リングイスティックス)。3番手の5番の青がBenbatl。
他は分からん。というか説明が面倒なので無し。

直線はBenbatlが一気に抜け出した所を、同じゴドルフィンの白帽子のEmotionlessが追い詰めます。
外からEarnshawがOpal Tiara(オパールティアラ)を頭だけ差し切って3着。

勝ったのはBenbatl。2着のEmotionlessに2馬身1/4差ですので、完勝です。

父は名種牡馬Dubawi。
母は2011年仏オペラ賞、BCフィリー&メアターフ2着、2012年フラワーボウル招待の勝ち馬であるNahrain(ナーレイン)。
これで8戦3勝です。

このドバイの目標はドバイターフだと思いますので、面白い1頭だと思います。
今年は無理でも来年あたりは強くなってそうな感じは受けました。