写真で振り返る 第34回ホープフルステークス レース回顧

レース

内側の連中はまずまず普通でしたが、タイムフライヤーの1歩目が遅いのと、その隣2頭(シャルルマーニュ、サンリヴァル)が派手なスタート。
大外のナスノシンフォニーがスタートから外に逸走していますし、デビュー戦とは違うものの2歳戦。気難しいのはそう簡単に直らないので、なんとか付き合うしかありません。

割と先行したいのが揃っていたので、展開が鍵になります。
トラインかジュンヴァルロ辺りが行くのかな?というのが戦前の予想でした。

写真が暗くなる中、サンリヴァルとトライン、内でトーセンクリーガーにジュンヴァルロ、ウォーターパルフェ辺りが前に行きます。
ルーカスも少し行きたがりそうな雰囲気で中段。その外にこちらも手綱をがっちり抑えてジャンダルム。

後方にフラットレーやタイムフライヤーという展開に。
ある程度先行馬が揃ったというのもありますが、2歳戦にしてはゆったりという流れには見えませんでした。

ルーカス、ジャンダルム、フラットレー、ステイフーリッシュ、タイムフライヤーという人気馬が揃って後方に。

ルーカスも行きたがっていますし、ジャンダルムも斜め後ろのフラットレーなどに比べると力が入っている様子。
この感じで3000mとかは辛いでしょうし、将来的にはマイル~2000mという評価にせざるを得ないでしょうね。
ただ、ジャンダルムは外枠で自由にスペースがある中、「行きたがる」に留めていますし、ダービーまでは十分行けると思います。

タイムフライヤーはスタートが周辺の馬に比べて遅れたというのはありますが、思ったより後ろになってしまったなと思っていました。
今回は力の差が上下あるからこれでも大丈夫ですが、皐月賞になるとこのメンツでは当然ありません。もう少しいいスタートが欲しいですね。

最初のコーナーで逆手前で入ったトラインが外に膨れ、サンリヴァルやジュンヴァルロが外に振られています。
この馬もデビュー2戦目で初めての4つのコーナーですので、こういう事も起きますね。

向正面に向かいますが、最後方でついていけないというのがワークアンドラブ。
ダートしか走っておらず初めての芝。それもG1でややハイペースの入りでは戸惑ったでしょう。

馬群の後方ではタイムフライヤーが外のステイフーリッシュなどに包まれるのを嫌ったのか思い切って下げます。
下げてコーナーワークで敢えて遅れるようにして外へ。
結果を見ればこれは上手でした。あのまま馬群に包まれてしまえばスペースも少ない中で走るしかなかったでしょうが、2コーナーでは外へ持ち出せています。

トラインとサンリヴァル、ジュンヴァルロが3頭並ぶようにして向正面へ。
その後ろにトーセンクリーガーとウォーターパルフェ、そしてシャルルマーニュ。

ロードアクシスに内でリュヌルージュ、外からルーカスが丁度馬群の真ん中の外目。
内でマイハートビート、フラットレーとジャンダルム。人気馬が揃っています。
スタート遅れたので内にいれたナスノシンフォニーにステイフーリッシュ、外からシャフトオブライトの後ろにタイムフライヤー。
最後方ポツンと走っているワークアンドラブ。

ペースは35.8-59.6。
ヤングジョッキー達が前のめりになっていたと思われる8Rの500万下が35.9-59.9。大体同じ。
この馬場でこのペースでゴール前の坂を越えて粘り切るには、よほどの力がないと難しいペースになったなと思っていました。
結果力が無いと潰れるレースになったのはG1らしくて良かったものの、やや前が頑張り過ぎたかなと思います。

3コーナー手前でジュンヴァルロが先頭に立ち、トラインが動きが急に悪くなります。
怪我(左後肢跛行)をしてしまったみたいで、大事には至らなかったものの、後方へずるずると。
後ろにいたウォーターパルフェが少しフラフラしましたが、前がいきなり落ちたものだから避けるったって一旦下げるしかありません。
幸いだったのはその内にいたトーセンクリーガーもペースアップに遅れたため、スペースが内に再度出来ましたので、挽回にそこまで苦労しませんでした。

ジュンヴァルロが先頭かあら今度は遅れ、サンリヴァルが先頭で4コーナーへ。
外からルーカスとそれを交わすようにジャンダルム。その後ろに青い帽子が小さくタイムフライヤー。

ルーカスが先に動き、それを見るようにジャンダルムが動き、その後ろのタイムフライヤーが動きという面白い4コーナー。
ルーカスは待ってしまうと後ろから被せられてしまうのでやや早い仕掛けですが仕方ありません。

後方でタイムフライヤーはステイフーリッシュとシャフトオブライトの間を、シャフトオブライトを弾き飛ばして出てきました。
あれで外を回ると負けます。この辺りのコース取りを見ると、騎手も強いですね。外国人ジョッキーがただ勝っている訳ではありません。
馬の力に差があるのは事実ですが、シャフトオブライトと松田騎手はもっとコーナーを厳しく回っていたらどうなっていたかなと思います。

直線に入り、サンリヴァルが先頭で突き放しにかかります。
その後ろからルーカス、ジャンダルム、タイムフライヤーと人気馬が揃って追いかけます。
フラットレーは早々に脱落。

ルーカスが3頭の中では先に脱落。
僅かにガクンとなってから止まりました。ペースもそうですが、この時期のモーリスも全然でしたので、まだ時間がかかるかな。

内でサンリヴァルが相当良い粘りを見せました。
先行馬が総崩れの中、しっかり走れていますし、皐月賞とかでも侮れない1頭だと感じます。

馬場の真ん中で武豊騎手、C・デムーロ騎手の叩き合い。
冬の中山ですが、この感じは熱かった。

その後ろのステイフーリッシュは4コーナーでタイムフライヤーを押し出したまでは良かったのですが、追ってから少し反応が悪く、一旦2馬身位前から離されてしまいました。
あそこでタイムフライヤーと同じような反応をしていたら、もっと外を回せていましたので、もっと最後激しかったかも。
まだ1戦1勝の馬ですので、そこまで求めるのは難しい気もする一方で、4ヶ月後は皐月賞とすると完成度が2頭と詰まるか?というと疑問もあります。

ベロを出しながらもタイムフライヤーがゴールへ向かってジャンダルムを振り切ります。

2着のジャンダルムは最後離されてしまい、ステイフーリッシュにも差が詰まってしまいました。
4コーナーできっちり前を捕えに行き、最終的に4番人気ですが強いレースをしました。
デイリー杯も内を突く感じで疑問符がついていましたが、これだけ走れれば皐月賞でも面白いと思います。
こういうレースができるというのはプラスですし、動きたいタイミングで反応していましたので、良いのは確かですが、ゴール前止まったのを見ると、ロスなく走らないと最後甘くなりそう。
ファリダットとかフィドゥーシアも重賞勝てておらず、そういう流れのある血統ですので。

3着のステイフーリッシュは最後の脚は素晴らしかったと思います。
4コーナーで離されてしまったのが良くなかったですが、それ以外は、特に坂を上ってからの脚は印象的です。
ただ、こういう馬が毎年一定数いて、「これは次は確勝級」という感じで出て負けて賞金加算できずに本番に出走できないという馬はごまんといます。
本当に強い馬はここからポンポンといきますので、強いと思うもののアテにはしていません。

サンリヴァルもややこしい馬になると思いました。
スタートも今回イマイチでしたし、逃げ先行で割と粘って「次こそは」と多くの人が思って外れるパターンの馬に似てる。
ハイペースで前総崩れの中唯一粘ったというのは事実ですが、この時期の中山だからこそ。
皐月賞やダービーではもっと瞬発力が求められますので、こういうタイプは苦戦してもおかしくないです。

ナスノシンフォニーは出遅れからよく挽回して5着。
あれだけ遅れたのもそうですが、ペースが流れて後方待機で救われた面もあります。
当然桜花賞よりオークス向きだと思いますので、逆算して仕上げて出てこられれば一発あるかもしれない可能性は感じないでもありません。

ルーカスは上がり37.1とバタバタになってしまいました。
モーリスよりはこの段階だと悪くありませんが、直線も少し内に切れ込んだりしていましたし、暫く静観します。
雰囲気は兄貴にそっくりなので、きっかけ1つであそこまでなるかは別にして、あっと驚く成長があるかもしれません。

勝ったタイムフライヤーです。
ハーツクライ産駒として中山G1を制しました。

前走はグレイルに差されましたが、今回はスタートが少し遅い中、後方でしっかり抑えての直線勝負。
4コーナーで前を捕えに行き、直線では上がり35.5でゴールに向かうにつれて後続を離したというのも印象はすごくいいです。
大きくはないですが、身体もガッシリしていて強そうですし、この段階では昨年のレイデオロと比較しても遜色ないと思います。

デビュー戦からロックディスタウンにシャルドネゴールド、未勝利でアドマイヤアルバといい相手と戦っていますので、派手さはないですが、味のある馬になりそうな走りです。
デビュー戦で33.0を切る上がりを出していますが、どっちかと言えばこういう乱戦向きな自在性ですので、春は負けても菊花賞とかで次のG1制覇もありそうなタイプに見えました。

血統は父ハーツクライは別にいいとして、母系が魅力的です。
タイムトラベリングの母ジョリーザザはタイムパラドックスの母ですし、その母であるBold Lady(ボールドレディ)はローラローラを出しています。
ローラローラの仔にはサクラローレルがいます。

 

レース後のウイニングラン後、C・デムーロ騎手がガッツポーズをして、抱きついても静かにボケーっとしていました。
強い馬はこういう所があるので、写真の撮られ方やウイニングランの姿を見ると、本当に強い馬になる可能性は十分感じました。

 

これで2017年の中央競馬も終了です。
後は東京大賞典に行くかを悩んでいます。

3 件のコメント

  • 今年も終わりですね🌇
    ホープフルSはまだ有馬キタサンブラックの余韻が残ってたし、木曜だったから時間なくて忙しかったです💦
    東京大賞典行ったのでしょーか❔
    コパノリッキーも有終の美飾りましたね👏🏆🐴
    拍子抜けするぐらい2000走りましたね🙌

    また来年も健康で競馬、乗馬してください🐎🌄
    2017年ありがとうございました🙇

    • 今年も終わりです。
      東京大賞典は気分が少し乗らずに行きませんでした。リッキー強かったなと映像だけ見ました。
      来年はどうしようかなぁって気分ですので、少しクオリティが下がるかもしれません。

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