第12回キーンランドカップ レース回顧

第12回キーンランドカップ(G3・札幌・芝1200m・良)

セン馬9歳、前走からプラス20kg。
エポワスが勝利しました。

競走馬の息も長くなったとはいえ、さすがに9歳(旧年齢で8歳以上)での重賞勝ちは数える位しかありません。
といっても数えていませんが、イナノラバージョン、マイスパーマン、フジヤマケンザン、テンジンショウグン、ゲイリーフラッシュ、アサカディフィート、トウカイトリック、位か。それにエポワスも加わりました。

馬場は1200mでは簡単に1:10.0を切れない状態。例年よりかかる印象です。
2歳馬だと1:12.0位かかっている馬場ですし、前日の古馬1000万下で1:10.4。

パドックはどうですかね。半分仕事しながらだったので、ほぼ見ていません。
ソルヴェイグがパッと見た時に映って「雰囲気いいぞ」と思いました。買えばよかった。

その側がいいスタートでしたが、ナックビーナスが先頭へ。先行はしても逃げる感じの馬ではないだけに、さすが何をしてくるか読めない鞍上です。
外からソルヴェイグも先頭には立ちたくない様子で2番手、間からシュウジ3番手。
ライトフェアリーが外から、続いてネロ。やや持っていかれているメイソンジュニアに内でイッテツ。
中段にモンドキャンノ、フミノムーンにブランボヌール、その後ろにエポワスが徐々に進出していきます。
後方で手が動いているヒルノデイバローに最後方ノボバカラという展開です。

前半は12.0 – 10.5 – 11.0 = 34.5。この馬場なら上々ではないかなと思います。
3~4コーナーでポッカリとネロとイッテツの間にスペースができました。

少し内を開けて各馬走っていて、ネロとシュウジの行きっぷりが悪く、後方もイッテツとヒルノデイバローといった馬も前と差を詰められないという状態でした。
内に入ろうにもネロの内に勝負所で下げる訳にもいきませんので、どうしても各馬外々へ。
後方にいたエポワスがほぼ真っ直ぐ走るだけで各馬外へ行ってくれるため、非常に楽に差を詰める事ができたと思います。

直線入ったらナックビーナスが突き放し、外から離れてソルヴェイグ。
シュウジは早々に潰れてしまい、ネロも4コーナー手前で鞭が入っていたようにズバンと行きそうな気配はありません。
モンドキャンノは4コーナーでフラっとよれて前との差が十分に詰まりませんでした。

ナックビーナスが逃げ切れるか?という感じになってからネロを置き去りにしてエポワスが一気に突き抜けてきます。
ソルヴェイグはちょっと反応が鈍い感じでした。並ばれてからもう一伸びしたのですが、追われる馬ですし、抜かれてからです。

ナックビーナスを交わし、ソルヴェイグをクビ差退けて9歳にして重賞初勝利です。
2着にソルヴェイグが力のある所を示し、ナックビーナスは逃げ粘って3着。

勝ち時計の1:09.0。悪くないと思います。

勝ったエポワスは展開というかレースの歯車がしっかり噛み合ったように見えます。
後方にいながらも各馬みんな外へ行き、自分の前と外がポッカリ開いたため、ブレーキをかける必要もなければコースロスもほぼありませんでした。
直線もソルヴェイグのほぼ後ろに付けましたが、ソルヴェイグが外に動いたため、これまた全く詰まる事無く出てこれました。
本当に勝つ馬は上手くいくものですね。上がり34.4出てますが、ブレーキしてませんので、これは納得の数字です。
9歳ですが今年4戦2勝3着1回ですので、安定して走れています。函館SSでは1:07.2で走れているので、スピード勝負もまだ若いものには簡単に負けない活躍です。

2着のソルヴェイグは前半の走りは良かったと思います。
前向きさもありますし、しっかり走れていました。
4コーナーで捕まえに行こうとしていたと思いますが、そこが少し鈍かったように見えました。
直線もやや外によれていたし、ヴィクトリアマイルから3ヶ月振りなら悲観する内容ではありません。しっかりとスプリンターっぽくなってきました。

ナックビーナスは逃げて粘って3着。
あと一歩でしたが、ゴール前で捕まってしまいました。
比較的外目を走る中、インペタで逃げて粘り込むという走りですので、力は出し切った感があります。
惜しむらくはプラス10kgでデビュー以来初めて520kgを超えての出走でしたので、もしかしたら少しだけ余裕があったかもしれません。

フミノムーンも外からいい脚で伸びてきました。
勝ち馬がファルブラヴ、ダイワメジャー2頭、そしてアドマイヤムーン(エンドスウィープ)。
そういう血統が向いている馬場、という事なのかな。切れ味抜群というよりはしっかり走れるタイプ、の印象がある馬達です。

5着のライトフェアリーはあまりクビを使わない走り。
1000万下を勝ったばかりのビリ人気。函館、札幌があっているのでしょうかね。

モンドキャンノは4コーナーで外に膨れたのが悔やまれます。
あれが無くても差はありますが、勝負所で遅れてしまっているようでは特にこの距離では難しい。
直線も最後外によれているので、まだまだなのか。ただ、マイルよりは随分走り易そうに見えたので、この選択は良いと思います。

シュウジはほぼ何もできずにビリ。
重症ですね。4コーナー手前で勝手に止めてますので、力とかそういう事ではありませんでした。
ブリンカーでもつけて逃げるか、一気に下げて追いかける状態を作ってみるか、位なのかな。切羽詰まった感じを出す以外ないかも。ブラック企業的な発想ですが…。

 

それにしてもエポワスを写真の中で見つけたのは良かった。
この1枚だけですが、何でも適当にでも撮っておくものです。

2 件のコメント

  • ナリタハリケーン8歳の次は9歳エポワスでしたね❕
    重賞初だったとは……良かったですね~💐
    わたしは今回はワイドBOXにしようかと、わからないながら4頭に絞りましたが、なんと買った馬1頭も入ってませんで、清々しい負けっぷりでした🙆
    シュウジは今回は調教で折り合いつけられてるとか言ってましたが、どうしても弱いイメージがあって切りましたが、あの結果💦
    シュウジ買ってたらもっとダメージあった気がします(笑)
    最後、心房細動になったかと思うような下がりっぷりでしたよね(  ̄▽ ̄)
    でもシュウジびりっていうので笑えて、助かりました(о´∀`о)

    • 9歳馬ですからね。良かったと思います。
      >なんと買った馬1頭も入ってませんで、清々しい負けっぷりでした🙆
      それは残念。私はソルヴェイグを買おうかと思いつつ、買わずに終わりました。そういうのも残念です。複勝だけ買っておけば…。
      シュウジは大変だと思います。今まで前向きに走っていた馬だけに、心配になります。
      ああいうのを見ると、馬も心を持った生き物だなって思います。

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