2017ベルモントステークス 展望

今年のベルモントSもUAEダービー2着のエピカリスが出走します。海外馬券も売り出されます。

ケンタッキーダービーとプリークネスSの感想です。

第143回 ケンタッキーダービー レース感想

2017.05.07

第142回 プリークネスS レース感想

2017.05.21

基本的にこのレースはマイノリティな距離なので、距離さえこなせればなんとかなるレースです。
北米のマイル~10Fまでは削り合いの耐性がないと苦しいですが、この距離であればそういうのは考えなくても大丈夫。

ケンタッキーダービー馬Always Dreaming(オールウェイズドリーミング)もプリークネスS馬Cloud Computing(クラウドコンピューティング)も出走しません。

北米3冠というのはそもそもギャラントフォックスが3つ勝ったのを新聞記者が勝手に「Triple Crown!」と書いたのが始まりなので、英国みたいな関連性もへったくれもありません。従ってサーバートンは初代アメリカ三冠馬ですが、後付けです。

今年の出走予定馬は以下の通りとなっています。オッズは現地の推定です。
エピカリスは6番人気位になりそうです。

そうこう言っていたらクラシックエンパイアが右前脚の不調で回避が決定的に。
リンク:Champion Classic Empire to Miss Belmont Stakes

これはエピカリスはチャンスが増えましたね。オッズは大きく変わりそうです。

それでも難しいメンバーですね。
「そもそも日本ですら当たらない人間が何言ってるんだ?」ですが、頭数が少ないので、複勝なら。

最終的な出走馬です。

 

両方に出走して勝った馬

今年は人気の1頭、クラシックエンパイア(回避)とルッキンアトリーが該当します。
スケジュールの厳しい北米3冠を3つ走って3つ目のベルモントパークの2400mを乗り切るという離れ業を演じたのは1980年以降以下の馬達です。

2000年以降はガクッと減っています。
アメリカンファラオという特別だった馬を除けば2000年以降はプリークネスSを勝てる位の馬でないと…という事になります。
僅か3頭というのは無視できない数字です。やはり3つ乗り切るのは楽ではありません。今年も果たしてお釣りがあるか?というと疑問は残ります。

対して最近はプリークネスSスキップのリフレッシュ型が好成績を残しています。
2000年以降特に顕著です。ケンタッキーダービー2桁着順からも巻き返しています。
この距離はスタミナ勝負ですので、近年余力は非常に重要になってきた印象です。

特に今年のケンタッキーダービーは泥んこの中行われていますので、馬場が影響した馬もいると思います。
2桁着順からの巻き返しも最近起こっていますので、「負け過ぎ」というのを考える必要はありません。全く別のレースです。

 

展開

ここ最近の傾向を見ると、枠でどうのこうのはありません。
長い距離なので、直線一気は楽ではありません。
前半はゆっくり出ても、ラスト800mでは6番手位についていきたいところです。

ペースは基本的には前傾ラップが刻まれます。

  • 2016年/48.48 – 49.48 – 50.55(差-逃-差)勝:Creator
  • 2015年/48.83 – 49.16 – 48.66(逃-差-先)勝:American Pharoah
  • 2014年/48.52 – 48.61 – 51.39(先-逃-先)勝:Tonalist
  • 2013年/46.66 – 49.81 – 54.23(先-逃-追)勝:Palace Malice
  • 2012年/49.23 – 49.62 – 51.57(先-逃-差)勝:Union Rags

さすがは3冠馬アメリカンファラオというラップではありますが、多くは後半800mで50秒台が刻まれることが多いです。
しかし1600m通過時点の上位3頭の位置取りから書いていますが、逃げている馬が粘り通りしてもいます。

簡単にバテないのではなく、後ろもバテバテになってしまって抜けないというレースになる事が多い気がしています。
そう考えると、ある程度前に行ける馬がいいですね。

昨年のラニもスタートこそ遅かったですが、1600m通過時点は7番手。せめてそれ位の位置取りが求められます。
展開予想は別途。

 

さて、ざっくり展開予想です。
ケンタッキーダービーでの順列をざっと眺めます。スタートから1コーナーの順位で。

  • ルッキンアトリー:1番枠17番手
  • パッチ:20番枠9番手
  • ゴームリー:18番枠7番手
  • ジェイボーイエコー:13番枠16番手
  • タップリット:16番枠15番手
  • アイリッシュウォークライ:17番枠4番手

見事に外ばっかり。追い込み馬ルッキンアトリーが1番に入ったものの、軒並み外。
そして後ろの馬が多いですね。

プリークネスも同様に見てみます。ルッキンアトリーは言うまでもなく追い込み馬なので、今回も後ろからでしょう。

  • シニアインベストメント:8番枠9番手
  • マルチプライヤー:1番枠8番手

こちらの2頭もそこまでガツガツ行くタイプでもないと思います。
ピーターパンSで逃げたミーンタイムも前に行く可能性はありますが、外枠。うーん。

逃げ:③ゴームリー、⑦アイリッシュウォークライ、⑨ミーンタイム
先行:①ツイストトム、⑪エピカリス、⑫パッチ
中段:②タップリット、④ジェイボーイズエコー、⑧シニアインベストメント、⑩マルチプライヤー
後方:⑤ハリウッドハンサム、⑥ルッキンアトリー

こんな感じではないかと。北米にしてはある程度脚質が分かれている気がします。

ペースはピーターパンSで1:13.00位で逃げたミーンタイム。
ケンタッキーダービーは馬場が悪い中1:11.50位で1200mを通過したアイリッシュウォークライ。

もちろん相手が違うし、馬場も違うでしょうが、ケンタッキーダービーとは違いますので、プラス2秒位はみていいとなると、昨年位、1:13.28位で半分を通過することになるかな?
そうなると、ある程度前に行った馬も粘れそうな気配です。昨年のDestin位のパフォーマンスで十分であれば、ゴームリーかアイリッシュウォークライのどちらかは粘れそうな気がします。
ある程度逃げた馬、先行した馬の中から選びたい気もします。

エピカリスは外のパッチがケンタッキーダービー程ガツガツいくかどうか?が重要です。
行かなければ内はミーンタイム以外は比較的下げる馬もいるので、すんなり先行の外目を取れるのではないかと。

後は力関係もありますが、2400mがどこまで相対的に向いているか?でしょうね。
このメンバーを見渡せば十分勝てるレベルにあると思います。

 

予想

出走予定馬をざっと見て、エピカリスが手も足もでないか?というとそうは思えません。
アロゲイトが相手なら「うーん、厳しいか」と言わざるを得ませんが、そこまで強いと思う馬はいません。

もちろん楽ではないですが、昨年ラニで3着に入ったレースです。
こちらの方が自在性もありますし、見せ場無しのノーチャンスとは考えにくい気がしています。
距離云々は大丈夫。他の馬も同じくこの距離に特化している馬はいません。いたら仕方ない。

◎ ⑦アイリッシュウォークライ
〇 ⑪エピカリス
▲ ⑧シニアインベストメント
△ ③ゴームリー
△ ⑥ルッキンアトリー

としました。

アイリッシュウォークライはデビュー戦から見た馬なので、エピカリスより見ています。
これも本当にたまたま。なんとなく運命を感じる1頭です。

2017年の注目馬たち

2016.12.31

すんなり先行できると強いですし、内の⑥⑤④と比較的下げるタイプなので、今回はすんなり先手を取れるはず。
父カーリンはPalace Maliceも出していますし、ステラウィンドやキーンアイスなどマイラーではない馬を出しています。
十分こなせると思っています。

エピカリスは対抗。
他にめぼしいのもいないのもありますが、相手関係から先手も取りにくいということもなさそうです。
ある程度外からテクテク前に行けそうなので、昨年のラニで3着ならこの馬ならもっとやれてもいいでしょう。相手も昨年より弱い感じすらしますし。

シニアインベストメントを3番手。
前走はきっちり追い込んできましたし、1900mよりは2400mの方が走りやすいと思います。
1回休んできっちり上昇して来た感じもしていますので、前走みたいなレースを期待。

ゴームリーは先行して粘れるか?だけ。
スピード型だと思っているので、最後バテそうだけど、同じように後ろもバテるので、そんなに差されることはないと思って。

ルッキンアトリーは安定して追い込んできていますが、さすがに3戦目。そして2400m。
今回も「よく追い込んで来たけど…」止まりのような気がします。