英国のマイル戦 ロッキンジS回顧とその他注目レースなど。

Lockinge Stakes(G1・ニューベリー・芝1m)

欧州マイル戦のロッキンジSです。

Ribchester(リブチェスター)Galileo Gold(ガリレオゴールド)といった昨年のマイル路線を賑わせた面々が出走してきました。

レースは直線マイル。見にくいレースです。こういうところが欧州は…。
ファンあっての、という考えが全くないとは言いませんが、個人的にマイル直線は観戦には不向きだと思います。

なので分かりにくいですが、青い勝負服のRibchesterが先頭で走ります。
外埒沿いをポツンと走る赤い帽子がGalileo Gold、真後ろにいるしましまがSomehow(サムハウ)です。
その隣のえんじ色がLightning Spear(ライトニングスピア)という展開です。

下が緩いため、芝が舞います。

Galileo Goldが徐々に馬群に寄っていく一方で、外埒へどんどん進路を変えるRibchester。
Ribchesterが一番外までいった段階で、Lightning Spearとの一騎打ちになります。

Galileo Goldは緩い馬場に苦戦するようにゴールに向うにつれて徐々にストライドに陰りが。

1頭離れたRibchesterが外埒一杯を駆け抜け、ゴールでは3馬身3/4差つけて圧勝しました。
2着にはLightning Spear、3着に人気薄のBreton Rock(ブレトンロック)が入り、Somehowは4着、Galileo Goldは最後いっぱいいっぱいになり、勝ち馬から10馬身遅れた5着を守るのが精一杯でした。

勝ったRibchesterは11戦4勝。G1は昨年のジャック・ル・マロワ賞以来の2勝目。
今年はドバイターフでヴィブロスの3着でしたが、ここは力を見せました。

ライバルから考えると非常にいい勝ち方と評価されており、racingpostのレーティングだと125ポンドが出ています。出しすぎだと思いますが、オフィシャルでも120を超えてきそうな感じです。

Al Rayyan Stakes(G3・ニューベリー・1m4f)

こんなレースもありましたよ、的な内容です。

昨年のエクリプスS以来全くと言っていいほど出番の無かったHawkbill(ホークビル)が雨がよかったのか分りませんが、しっかり走って久々に1着でゴールしました。

ゴドルフィンの青い勝負服に派手な流星の馬です。

直線でぐんぐん差を開き、最後は追い込んできた黄色の勝負服がMy Dream Boat(マイドリームボート)ですので、そこそこ価値があります。
なんせこの馬は雨の鬼で、エイシンヒカリの参戦して話題になったプリンスオブウェールズSの勝ち馬。
最後の追い込みは流石です。重馬場ならでは。

3着にはニエユ賞でマカヒキとゴール前で競り合ったMidterm(ミッドターム)です。
この馬はどちらかといえば良馬場の方が良さそうです。

Hawkbillは今までが悪すぎただけで、少なくともエクリプスS位走れればこの程度の相手ならなんてことありません。少し復活してきた感じはしました。

 

Betway Yorkshire Cup(G2・ヨーク・芝1m5f188yds)

中距離G2です。

人気はエリザベス女王の持ち馬であり、キングジョージでも人気になったDartmouth(ダートマス)。今年初戦。
去年G1の勝利は無かったものの、2015年のセントレジャーステークスの勝ち馬Simple Verse(シンプルヴァース)
昨年のヴェルメイユ賞、ロワイヤルオーク賞2着のEndless Time(エンドレスタイム)など。

まぁ一線級ではないものの、G2らしいメンバーが揃った感じです。
直線がとても面白いレースになりました。

道中はゆったり。人気薄のHigh Jinx(ハイジンクス)が先頭で走ります。
Dartmouthは中段の内側女王の勝負服。その後ろにえんじ色の勝負服のSimple Verseという展開。

内側を選択したSimple Verseに対して、黄色の勝負服Marmelo(マーメロ)も抵抗します。
青の勝負服Endless Timeの真後ろで行き場を失ったDartmouthが、外が開いたらこれまたぐんぐん外へ。

最後は内埒にひっついたSimple Verseを大外Dartmouthがライアン・ムーア騎手の鞭に応えて一気に伸び、最後はクビ差差し切って勝利。今年初戦を飾りました。

 

Tattersalls Musidora Stakes(G3・ヨーク・芝1m2½f)

ソフトの馬場で行われた3歳牝馬限定のミュージドラステークス。
英オークスの前哨戦の1つです。

圧倒的1番人気は英オークスでも主役の1頭で登場するであろうShutter Speed(シャッタースピード)です。ピンク帽。

レースは道中内側を走り、直線で持ったまま抜け出す感じで走るShutter Speed。
最後外から良い脚でVintage Folly(ヴィンテージフォリー)が伸びてきますが、それをきっちり1馬身3/4差凌いでゴール。

ソフトの馬場でのダメージが無ければ、オークスでも有力です。2番人気位で出走してくると思います。

父Dansili、母はPhotographicという名前。
1つ上の兄弟はCameraman(カメラマン)という名前。カメラ一家です。

 

Betfred Dante Stakes(G2・ヨーク・1m2½f)

これまたソフトの馬場で行われたダービートライアル、ダンテS。

人気はゴドルフィンのBenbatl(ベンバトル)。とはいえこの馬もマイル戦のクラヴァンステークス(G3)で3着がある程度。
オブライエン+ムーア組はExemplar(エグゼンプラー)。去年G2の2着があり、英1000ギニー、愛オークスなどを勝利したBlue Bunting(ブルーバンディング)の弟。
昨年のフランスでは崩れたものの、年明けレパーズタウンのG3でDouglas Macarthur(ダグラスマッカーサー)相手に勝利してきたRekindling(レキンドリング)
前走一般戦を勝ってきた紺色勝負服マイケル・スタウト厩舎のCrystal Ocean(クリスタルオーシャン)など。

レースは赤い帽子のWolf Country(ウルフカントリー)が先導します。

その後ろに白帽子青服のBenbatl、内側にPermain(パルメイン)。
直線は暫くその3頭の叩き合いが続きますが、内から粘ったPermainが3/4馬身差つけて勝利です。
ゴール前でCrystal Oceanも鋭く伸びますが、時すでに遅しでした。

勝ったPermainは父Teofilo(テオフィロ)に母父Mark Of Esteemという血統です。
このレースで既に10戦目。2017年にはいり4月2戦、5月2戦とコンスタントというか、ヨシオばりに働いています。

正直小粒感はありますが、タフネスです。