写真で振り返る 第36回ジャパンカップ レース回顧




第36回ジャパンカップ(G1・東京・芝2400m・良)

2016年も秋が深まり今週で今年最後の東京開催となりました。ロンジン賞ジャパンカップです。
懸念されていた雪の影響も少なく、雨も午前中は降らずに日が射す時間もありました。

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馬場としては天皇賞の時と同じ位。
いい時と比較するとプラス1秒といった所だと思います。
4コーナーで多くの逃げ馬が内を開けて走っているので、少なくとも直線入り口からゴール前200m付近までは内が悪い馬場なんでしょう。

上がりとしてはベゴニア賞のサトノアレスが33.8、オリエンタル賞のトーセンマタコイヤが超スローとはいえ33.8。
ある程度までは出ないことはないという印象でした。

人の入りは少なかったです。
雨予報もありましたし、どちらかと言えば玄人向けの馬が多かったのも影響したかなって思います。
去年とかに比べると大分身動き取りやすかったです。ただ、午後は寒かった。

パドックは人が多いなという位。
ゴールドアクターがあまりにもチャカチャカしていると天皇賞春の凡走を思い出しますが、ギリギリという印象です。
ディーマジェスティはもともと後ろ脚の踏み込みが浅い馬なので、特徴ではあるのですが、相対的にこじんまりとは見えました。
ワンアンドオンリーはこの馬もかつての先輩ダービー馬エイシンフラッシュの様にパドック詐欺な所がありまして、外目を元気よく活き活きと。

そんなこんなでスタンドも混んできての返し馬です。
基本的に多くの馬がゴールと反対方向に走っていきますが、今回は案外来てくれました。ありがたや。

 

返し馬

ディーマジェスティ(今年の皐月賞馬。菊花賞4着。)

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後ろ姿ではありますが、雰囲気はセントライト記念で見た時とそんなに変わるとは思えません。
気負っていませんし、「今日はちょっと調子悪いな」って分かる訳ありませんが、そうは感じませんでした。

 

ゴールドアクター(昨年の有馬記念馬。オールカマーから。)

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イライラしてしまいがちなので、毎回吉田騎手がゴール前までやってきてからのキャンター。
走り出してからはまあまあ。この馬も雰囲気はオールカマーの時と変わらず。

 

イキートス(バーデン大賞馬。小さい)

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414kgと出走馬の中で最も小さい馬でした。
見た目から小さいです。走りは特に印象も何もないです。小さいから弱いとかではありませんので、だから何だって話です。

 

ワンアンドオンリー(悩めるダービー馬)

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ちょっと元気がいつもより良い感じ。
もう少しのびのびとキャンターをすることが多いですが、いつもより気負い気味。それが良いか悪いかはわかりませんが、そういう時もあるということだけ。

 

フェイムゲーム(セン馬になって2戦目)

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北村騎手はきちんとゴール前まで歩かせてからのキャンターが多く、見る側とすれば助かります。
セン馬になる位ですし、ダラダラするタイプではないので、いつも通りっちゃいつも通り。

 

ベストターンドアウト賞も審査されており、サウンズオブアースでした。
おめでとうございます。

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スタート時刻に近づくにつれて徐々にボルテージも上がってきて、寒空の下ですがファンファーレと手拍子。
2レース前辺りからパラパラと雨もありましたが、ギリギリ観戦するには傘は必要ない所で持ってくれた事は良かったと思います。
外でやるものですから、やはり晴れてこそです。
この秋は天皇賞もそうでしたし、JCもそう。有馬記念は晴れてほしいなーと思いながらのファンファーレ。

ファンファーレ後は落ち着かせるために時間を取るようになりましたが、外国馬のイキートスとイラプトがゲート入りに手間取りました。
先に入っていたディーマジェスティなどは長い時間待たされることになり、心配になりましたが、これも競馬のアヤですから。