第41回エリザベス女王杯 展開予想




懲りない展開予想です。

事前にある程度予想をしておくことで見るのも楽になるので、それ位の意味はあります。

枠順も決定しました。
京都2200mなので、1コーナーまでそこそこ距離があります。
従って秋華賞や菊花賞程ナイーブになる必要はありませんが、枠の巡り合わせで1列後ろになるか、それとも出たなりで勝手に良い位置を取れるかどうかなどを妄想するのが中心になります。

勝負の側面だとフェアなコースの方がいいのは確かですが、予想したり考えたりするにはアンフェアなコースの方が面白いという葛藤。

内枠に有力馬が揃いました。

1枠1番に休み明けのミッキークイーン。
2枠2番に昨年の覇者マリアライト。
2枠3番に府中牝馬Sを制したクイーンズリング。

このメンバーを見て速く流れる事は無いでしょうね。
仮に誰かが大逃げをしたとしても、その馬はいいとして2番手以降というか集団になっている所はまずスローでしょう。

直線上がりの勝負。
京都の馬場は良馬場。今日と明日は京都は20℃を超え、暖かい模様。降水確率0%。馬場の悪化は考えられません。
土曜日の3R、2歳未勝利芝1600mで勝ち時計1:34.7。上がり35.8。

隊列予想です。

逃げ :⑬プリメラアスール
先行前:⑨シングウィズジョイ、⑭シャルール
先行中:③クイーンズリング、⑦マキシマムドパリ
先行後:⑤メイショウマンボ、⑫アスカビレン、⑮パールコード
中段前:①ミッキークイーン、②マリアライト、⑩シュンドルボン
中段後:⑧タッチングスピーチ
後方 :④ヒルノマテーラ、⑪デンコウアンジュ

逃げ宣言をしている⑬プリメラアスールが引っ張ると思います。
⑧タッチングスピーチは下げるとは思うものの、ここまで後方になるかは分かりません。

逃げるペースは大体60秒~61秒という所でしょう。2、3馬身位離す気がします。
⑨シングウィズジョイと⑭シャルールはスタートもいいし、ある程度スピードもあるので2番手集団かな。
①ミッキークイーンは最近はないですが、元々スタートの失敗も考えられるタイプなので、最内がどうでしょうか。

隊列は書きましたが、恐らく先行中~中段後まで馬群は密集していると思います。
向正面からガタっとペースが落ちつき、上がりの勝負になるでしょうね。マリアライトにとっては結構辛い展開になりそうな。
下りを利用して一気にペースが上がり、ラスト800m勝負のような展開に。

直線で粘る⑬プリメラアスールを⑭シャルールが並びかけます。
その内からするすると③クイーンズリングが先頭に立ち、外から⑦マキシマムドパリも。
⑮パールコードも伸びますが切れ味がもう1つ足りず、馬群の真ん中をかき分けて①ミッキークイーンと⑩シュンドルボン、大外④ヒルノマテーラ。
②マリアライトも伸びてきていますが、瞬間のギアチェンジが遅れます。

上がり33秒台の脚を使って③クイーンズリングが1着。
馬群を突っ込んだ①ミッキークイーンと⑩シュンドルボンと先に抜け出した⑦マキシマムドパリが際どい勝負に。
④ヒルノマテーラは大外から伸びましたが及ばず。②マリアライトも掲示板内かどうかの辺り。⑮パールコードも同じ。

という予想になりました。

  • 前が仮に飛ばしてもレースの重心のペースが遅くなりそう
  • 馬群が中段で密集しそう
  • 下り坂で一気にレースが加速しそう
  • 馬場はそこそこ良さそう

こう考えると、立ち回り、そして決め手の鋭さがある馬を上位にみます。

◎ ③クイーンズリング
〇 ⑩シュンドルボン
▲ ①ミッキークイーン
△ ⑦マキシマムドパリ
△ ④ヒルノマテーラ
注 ⑫アスカビレン

③クイーンズリングは前走もそうでしたが、ヴィクトリアマイルを除きレースが非常に上手です。
①、②、④と出していくタイプではないので、すんなり最内の4番手とか走れれば、適度に前がいて、適度にスローで流れて、最後の決め手は前走も33.5。
斤量が増えても1kgですし、ごちゃつくイメージもないし、極めて走りやすい枠と巡りだと思います。
体重が減ってしまうと気になりますが、そうでもなければ大丈夫なハズ。

⑩シュンドルボンは決め手上位というのと、外目をすんなり走れそうというのもあります。
⑪が下げ、⑨がある程度出していくと思うので、⑨シングウィズジョイの後ろをトコトコついていけば、外目中段には収まるかなと。
後は上がりは出せる馬ですし、休み明け1回叩いて昨年も負けたとはいえ0.2秒差。ここはチャンスだと思います。できればもう1つ2つ内枠なら。

①ミッキークイーンは馬群を突っ込める強さがあるので、最内でもこなせるでしょう。
追い出してからの反応がやや悪く、スタミナ勝負向きだと思いますが、休み明けを考えると2200mのガチのスタミナ勝負よりは、今回みたいな方が誤魔化せるでしょう。
反応の悪さは下り坂を利用してもらうしかありません。スピードに乗れば33秒台の脚は繰り出せるでしょうし。
ちなみに、私はこの馬は大好きで今までずっと出てくれば理由関係なく本命でしたが、今回初めて本命ではありません。

⑦マキシマムドパリも立ち回りの上手さと相手なりに走るので、前走の負けはほとんど気になりません。
自分の外側で行く馬を行かせれば、勝手にいい位置に収まると思います。
上がりの時計は出ますが、最後頑張って抜くタイプにも見えないので、勝つイメージはありませんが、崩れない気がします。

④ヒルノマテーラはハマれば、待ちです。
戦法は決まっているので、今更どうのこうのはありませんが、一番後ろに書きましたが、できれば少し前目、中段後位の位置に入りたい所です。
ベルーフを凌いでいるのは立派ですし、1回叩いてきっちりと向かってきているのは不気味です。

⑫アスカビレンは三木特別でバイガエシをやっつけていますし、前走府中牝馬Sも中段からいい脚でした。
昨年の秋華賞でも一瞬「お!」と思う瞬間がありました。
阪神1800mの持ち時計1:45.0は立派です。
内側の⑪、⑩が少し下げると思うので、シュンと真ん中に入れば、見せ場は作れる事はあると思います。

 

②マリアライトは馬のタイプから行って外枠の方が向いていますし、スタートして外に出すという事をしないといけないと思います。
そこで失敗すると完全に包まれた状態で下りに入ることになり、ギアチェンジが鋭いタイプではないので、スピードに乗り切れないイメージが半分位できます。
良馬場、京都、スローが見込まれるメンバー、内枠…。
もちろん全てを覆すだけの力はあると思うものの、「向いてはいないだろうな」というのが先に出てしまうので強く信じられません。

⑮パールコードもどっちかというと切れ味抜群タイプではなく、秋華賞の2着も枠と展開で向いての2着だった気も強いので、大外からだと。
一歩が大きいので、京都の外回りは走りそのものは向いていると思うものの、このレースが向いているとは考えにくいので評価を下げました。

 

最終的にはミッキークイーンから流したりして。
もしくはクイーンズリングの複勝。