レベルの高い英チャンピオンズデー。振り返りと回顧。

英国で行われた英チャンピオンズデー。アスコット競馬場で行われます。

凱旋門賞馬も登場ということで、非常に面白いレースが展開されました。

 

The QIPCO Champions Stakes(G1・1m 2f・総賞金130万ポンド)

英チャンピオンSです。
今更説明不要の馬が多く、これだと秋華賞を見るより遥かに楽です。

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人気はフランスダービー馬で愛チャンピオンSを勝利したAlmanzor(アルマンゾール)、凱旋門賞馬Found(ファウンド)、昨年の覇者であるFascinating Rock(ファスシネイティングロック)。

直前でFascinating Rockが取り消しました。
この馬はどうしたんでしょう。ここが最大目標だったはずですが、この馬場は硬すぎるということかもしれません。

前に行くのはRacing History(レーシングヒストリー)Maverick Wave(マーヴェリックウェーヴ)
内でUS Army Ranger(ユーエスアーミーレンジャー)
Midterm(ミッドターム)がいて、内にAlmanzor(アルマンゾール)、その外目にThe Grey Gatsby(ザグレイギャッツビー)
後方に外側にJack Hobbs(ジャックホブス)、真ん中Found(ファウンド)。後方内にMy Dream Boat(マイドリームボード)というような展開。

直線はThe Grey Gatsbyが先頭に立ちました。
これはいい展開でしたが、かつての力があれば…。

抜け出したThe Grey Gatsbyに外からAlmanzorが襲い掛かります。
そこを狙うFound

Almanzorが先頭でFound2着。Jack Hobbsが追い込んで3着。

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Almanzorは強かったです。
フランスダービーの時はそんなこと感じませんでしたが、随分と強くなりました。
これで10戦8勝。G1は3勝目。
内でじっくり待ち、コースを外に持ち出して直線。ゴール前で離していますので、勝ち方もいいですね。

Foundは安定の2着。
こういう馬ですね。凱旋門賞は勝ちましたが、それ以外のG1は悉く2着。
凱旋門賞と違い、外目から追い出しましたが、届きませんでした。
この後はBCターフが予定されていますが、この馬はタフすぎますね。引退までここまで使うとは。

Jack Hobbsは後方から追い込み3着と昨年と同じ。
怪我明けですが、きっちり走りました。これは来年以降期待できます。もともと走りも大きくていい馬ですので、いい感じでした。

英国3歳勢はボロボロ。
US Army Rangerは終始掛かっていてどうしようもありませんでした。
直線も全く伸びず、少なくとも英ダービーの時の雰囲気すらありません。

Midtermの方が負けたけどまだ見所がありました。
直線でジワジワと伸び、最後まで伸びていました。これは距離が長い方がいい気がします。
もう少し長い所が使えれば、来年以降はそこそこの馬になりそうな気がします。

 

Queen Elizabeth II Stakes(G1・1m・総賞金約115万ポンド)

ここもかなり面白いメンバーです。
Minding(マインディング)がここに出てきました。
それに対抗する3歳牡馬マイラー。Galileo Gold(ガリレオゴールド)、Awtaad(アウタード)、Ribchester(リブチェスター)。

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直線の1マイル戦なので、これまた見にくいです。

Minding(マインディング)は2番手。
内側にJet Setting(ジェットセッティング)Galileo Gold(ガリレオゴールド)は4番手位。Awtaad(アウタード)は真ん中。

Mindingが仕掛けると一気に先頭に立ち、外からRibchester(リブチェスター)
真ん中からLightning Spear(ライトニングスピア)が伸びてきます。

AwtaadGalileo Goldが追いかけるもGalileo Goldがまずは脱落。
Awtaadは4番手までで、Mindingは最後はRibchesterに追い詰められましたが粘りました。


3着にLightning Spear

Galileo Goldは微妙でした。追い出してからそこまで伸びず。
どの位の馬なのか判別しにくいですが、ここは完敗です。

勝ったMindingは強いです。これで12戦8勝。G1を7勝目。
最後差が詰まったのは少しソラを使ったかもしれませんが、抜け出す感じは素晴らしい瞬発力です。
これはマイル~10F戦だとタイトルを何個も重ねられそうです。

Ribchesterもジャック・ル・マロワ賞も勝っていますし、短い距離は安定しています。
BCマイルにも登録がありますが、出たら面白いですが、出てくるか分かりません。

上位は強い馬が占めました。ここは安定しています。

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British Champions Fillies’ & Mares’ Stakes(G1・1m 4f・総賞金約60万ポンド)

イメージだけは2強。
Seventh Heaven(セヴンスヘヴン)Zhukova(ジューコワ)

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Seventh Heaven(セヴンスヘヴン)がスタートで出遅れました。
Pretty Perfect(プリティーパーフェクト)が逃げ、Journey(ジャーニー)が2番手。
外からArchitecture(アーキテクチャ)、内側にZhukova(ジューコワ)

後方内にSeventh Heaven

直線は赤い勝負服のZhukova間からSeventh Heavenが行こうとしたらまた外からSpeedy Boarding(スピーディーボーディング)に被せられ、行き場がなかったのもありますが、伸びがありません。

最後はJourneyが突き抜けました。4馬身差です。
Speedy Boardingが2着。Queen’s Trust(クイーンズトラスト)が最後追い込んで3着。

ほぼペースメーカーの役割だと思われたPretty Perfectが逃げ粘り、Seventh Heavenは遅れを取りました。
どうなんでしょうね。硬い馬場が得意だったはずですが、この結果。

勝ったJourneyはこれでG1初勝利。3連勝で決めました。
昨年は2着でしたが、雪辱しました。恐らく12戦6勝。

勝ち時計が2:28.41。高速アスコットになっています。

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勝利したデットーリ騎手目線カメラです。

 

British Champions Sprint Stakes(G1・6f・総賞金約60万ポンド)

人気は3歳馬2頭。
Quiet Reflection(クワイトリフレクション)はコモンウェルズカップにスプリントカップの勝ち馬。
Shalaa(シャラー)は2歳戦でモルニ賞、ミドルパークSとG1を2つ勝利したものの怪我で春はお休み。復帰戦の前走はきっちり勝って6連勝中でここ。

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レースは直線勝負なので、えらい難しいです。
解説ができない。。。

勝ったのはThe Tin Man(ザティンマン)。早め先頭で押し切りました。
去年は4着で前走はスプリントカップ2着ですので、きっちり勝ちました。

2着は全く人気のないGrowl。前走はハンデ戦を6着。
重賞なんて全然走ってないし、これは分かりません。

3着のBrandoもG1はナソトープS9着とかだし、全然ダメだと思いましたが…。
短距離は難しいです。

Quiet Reflectionは7着、Shalaaは10着に敗れました。

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勝ったクウィリー騎手はフランケルの主戦でしたが、彼で勝利して以来勝っていませんでした。
久々のG1勝利が引退レースである英チャンピオンS以来。嬉しい勝利だと思います。