アークウィークエンドは凱旋門賞以外のレースも見所あり




凱旋門賞ウィーク(Arc Weekend)には凱旋門賞だけでなく様々なレースが組まれています。
見応えのあるレースも多いと思いますので、簡単に気になる馬を。主にG1がメインです。

他にもありますが、短距離が苦手なのでアベイ・ド・ロンシャン賞はパスで。

Prix Chaudenay(G2・3000m・1着賞金約1300万円)

いきなりG2です。
ショードネイ賞です。芝3000mの長距離戦。アークウィークエンドの第1レースです。

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1番人気はニエル賞3着だったDoha Dream(ドーハドリーム)
こちらも2倍を切る位のオッズになっています。ここでは格上でしょう。

2番人気はMoonshiner(ムーンシャイナー)。
ドイツの馬です。ほとんど分かりませんが、前走はサンクルーでの3000mのG3であるリュテス賞を勝ちました。

何とも言えないメンバーです。G2はこんなもんでしょうかね。

 

Prix Dollar(G2・2000 m・1着賞金約1300万円)

またまたG2、ドラール賞です。
マイフリヴァが出てくれば非常に面白かったですが、残念ながら出てきません。
この辺りで好勝負必死の1600万下の馬を連れていければ面白いんですけどね。日本の1600万下なら、ここではほぼ互角以上です。

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1番人気は凱旋門賞をパスしたフランスダービー2着のZarak(ザラク)です。
ここは勝たないといけません。オッズとしては2倍を切ります。

2番人気には7歳セン馬のYorker(ヨーカー)。
南アフリカの馬です。前走はサンダウンでのリステッドレースを2着。

8歳馬でまだ頑張っているMeandre(メアンドレ)。2011年の凱旋門賞では人気を背負うも6着。Danedream(デインドリーム)の時です。
2012年のファワ賞ではオルフェーヴルの2着。歴史ですね。今はビリ人気。頑張って欲しいものです。

 

Prix du Cadran(G1・4100m・1着賞金約2000万円)

1日目のメインレースであるカドラン賞です。
4000mだと思ったんですが、シャンティイだからでしょうかね。ギャロのページには4100mと書かれています。

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ここも圧倒的1番人気がいます。
Vazirabad(ヴァジラバド)です。この馬は長距離強いです。11戦8勝。
7連勝でサンクルー大賞に挑戦しましたが7着。その後前走は3000mのG3を勝ってきました。(レース映像

2番人気がQuest for More(クエストフォーモア)です。
この馬も長い距離ばかり走っています。まぁこのレース出る馬がマイル戦とか走ってませんけどね。
2マイル(3200m)を超える距離ばかり。頭が下がります。前走はG2を2着。

3番人気にNearly Caught(ニアリーコート)
6歳馬ですが元気で、前走はドーヴィルでのケルゴルレイ賞(G2)を圧勝してきました。(レース映像

 

Prix Jean-Luc Lagardere(G1・1600m・1着賞金2300万円)

2日目最初のレースです。ジャン・リュック・ラガルデール賞は2歳G1です。
オブライエン厩舎が4頭出しをしています。Capri(カプリ)は出ないようです。

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1番人気はオブライエン陣営を差し置いてKontrastat(コントラスタット)です。現在3戦2勝。
前走はG3であるロシェット賞を勝ちました。(レース映像は後ろの方です)
父がMy Risk(マイリスク)。フランスのG3は勝ってますが、G1未勝利。Highest Honor(ハイエストオナー)の流れです。

2番人気はPeace Envoy(ピースエンヴォイ)。8戦3勝。
G1は3着→8着と連敗続きですが、G3は勝利しています。(レース映像
ブックメーカー各社が2番人気にしていますが、どうでしょうね。

3番人気はWhitecliffsofdover(ホワイトクリフスオブドーヴァー)と目一杯文字を使ってきた感じの馬です。3戦1勝。
前走はG3の1400m戦は2着。抜かれてからも粘っていました。(レース映像

 

Prix Marcel Boussac(G1・1600m・1着賞金2000万円)

牝馬限定の2歳G1です。マルセルブサック賞。
一昨年の勝ち馬はFound(ファウンド)であり、2007年の勝ち馬にはZarkava(ザルカヴァ)がいます。

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1番人気はToulifaut(トウリファウト?)です。3戦無敗。2倍程度の1番人気です。
父はFrankel(フランケル)、母はCassydora(カッシードラ)といい、ナッソーS(G2)2着などもあります。
前走はオマール賞(G3)を大外一気に突き抜けました。レース映像は大体10分くらいから始まります。

2番人気はPromise To Be True(プロミストゥビートゥルー)。3戦2勝。オブライエン厩舎のガリレオ産駒。
前走のG1であるモイグレアスタッドS(G1)は5着でしたが、その前のG3は1着。馬群の真ん中を駆け抜けました。(レース映像

3番人気にはDabyah(ダブヤー)。現在2戦2勝で、前走は一般戦を9馬身差で圧勝してきました。
父はオースラリアの名スプリンターであるSepoy(セポイ)。

5番人気位のFirst Of Spring(ファーストオブスプリング)は2戦2勝。
父はGalileoで母は英1000ギニーを勝ったHomecoming Queen(ホームカミングクイーン)という良血馬です。

Wuheida(ウィヘイダ)は父がDubawiで母はHibaayeb(ヒバーイェブ)。5番人気位で1戦1勝。
母はG1を2勝し、レッドディザイアが出走したBCフィリーズアンドメアターフにも出走しています。

Prix de l’Opera(G1・2000m・1着賞金2600万円)

牝馬限定のG1のオペラ賞です。

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圧倒的1番人気でついにG1に出てきました。So Mi Dar(ソーミダー)です。2倍を切ります。
前走復帰戦をきっちり勝ち、4戦無敗です。(レース映像
父はDubawi、母は名牝Dar Re Mi(ダーレミ)。春は牡馬相手のダービートライアルを勝ち、英ダービーのオッズに名前が載りました。

2番人気は前走ジャンロマネ賞(G1)を勝利してきたSpeedy Boarding(スピーディボーディング)。
G1と言っても…というレースでしたが、前々走のコリーダ賞(G2)は凱旋門賞に出走するSiljan’s Saga(シルジャンズサガ)を破っています。

3番人気がJemayel(ジェマイエル)
前走はノネット賞でLa Cressonniere(ラクレッソニエール)の2着。サンタラリ賞(G1)を勝利しています。

 

Prix de la Foret(G1・1400m・1着賞金2000万円)

7ハロン戦です。

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こちらも圧倒的1番人気で2倍を切るオッズがつけられているLimato(リマト)です。
昨年の2着馬であり、今年はG1のジュライカップを制しました。前走はナソトープS(G1)で2着。
唯一連対を外したのが1600mのロッキンジS(G1)であり、それ以外は連対を外していません。12戦7勝2着4回。

2番人気は3歳牝馬のSpectre(スペクター)。仏1000ギニーは5着。
前走はムーラン・ド・ロンシャン賞を2着。G1は勝ち切れないレースが続いていますが、ここも強いのがいます。

3番人気以下は混戦です。
Jimmy Two Times(ジミートゥータイムズ)は3歳牡馬で仏2000ギニーは10着もその後2連勝。前走はモーリス・ド・ギース賞を3着しています。

今年スプリンターズステークスを辞退しているSuedois(スエドワ)はジュライカップで2着があります。前走はスプリントカップ(G1)を3着。安定しています。