欧米で負担重量の見直しの動き。ヨーロッパ・パターン競走委員会が発表。

速報です。
なかなか驚いた記事がありました。

ヨーロッパ・パターン委員会(The European Pattern Committee)が、2016/09/22に2017年に負担重量の見直しを発表しました。

BHAのページ:http://www.britishhorseracing.com/press_releases/alterations-published-weight-age-scale/

要約が書かれています。

  • New Weight For Age Scale to be implemented across Europe from 2017
  • Robust statistical analysis spanning six years shows that three-year-olds have a higher strike rate than older horses, which is particularly noticeable from July onwards, and over longer distances
  • Steps taken as a consequence to amend the Weight For Age Scale from the second half of June over 10 furlongs and above, to reduce advantage received by three-year-olds in these races

ざっくり訳です。

  • 2017年から新しい基準での負担重量になります。
  • 6年の統計結果を鑑みると、3歳馬は古馬に比べて非常に高い勝率を誇り、特に7月以降の長距離においてより顕著です。
  • 結果として3歳馬のアドバンテージを減らすため、6月後半から10ハロン以上のレースで斤量の改定をします。

とありました。

明確に3歳馬に対して「advantage」と書かれています。

まぁそりゃそうですね。
エクリプスSとか5キロ位斤量差がありますので、そこそこ強い3歳馬が出てくると圧倒的有利が続いている印象です。

ちなみに、資料に書かれていたグラフの1つです。

%e8%b3%87%e6%96%99

ざっくりいえば、濃い青が3歳馬の勝ち、薄いのが古馬。
グラフはlengthsって書いてあるから着差として見るのかな?

欧州の人たちも思ってたんでしょう。6年かけて調べて「これは…ダメだ」となったんでしょう。

では、実際どの位変えるのか?というと、

As a consequence steps have been taken to amend the Weight For Age Scale from the second half of June onwards and over 10 furlongs and above, with adjustments ranging in size from a small reduction of 1lb (or ½ kilo) at 10, 11 and 12 furlongs to a maximum decrease of 3lb (or 1½ kilos) over longer distances where the advantage afforded to three-year-olds was shown to be the most acute. The full, revised Weight For Age Scale can be found attached to this press release.

10~12ハロンで1ポンド(約0.5kg)の調整が入ります。
長い距離は最大で3ポンド(約1.5kg)入ります。

日本馬が良く関係する10~12ハロン戦なので、仮に凱旋門賞だと現在は3歳馬56kgに対して古馬59.5kgです。
来年以降は3歳馬56.5kgになるってことだと思います。

僅か0.5kgです。
が、この斤量でも変わることでクビ差位ならひっくり返る可能性があります。

プレスリリースに詳細が添付されています。分かりにくいですがこちらです。
「分かりにくい資料だな」って思って見てください。

きちんとした統計結果も見たい方はこちらから。重いです。

 

さて、日本はどうするんでしょうか?

海外は斤量差が大きいですが、日本は結構厳しいので、このまま据置のはずです。
マイルCSとか3歳馬が勝てないのは斤量が辛すぎると思う位です。むしろマイルCSは3歳馬救済であと0.5キロ下げた方がいいんじゃ…って思いますし。