キーンランドC、新潟2歳S レース回顧

第11回キーンランドカップ(G3・札幌・芝1200m・良)

洋芝の1200mということで、1:08.0を切ったのは過去10回中2回というレースです。
また、「夏は牝馬」という格言を地で行くかのように10戦7勝が牝馬です。

シュウジはクビをグッとして走る雰囲気がとても良いように見えました。
アクティブミノルも落ち着いていて、ここの所逃げていませんが、レースは上手に走れそうです。
ブランボヌールの+20キロはいい感じです。戻しましたかね。

ちなみに、私はブログを書いているので、モニターの1つがグリーンチャンネル、もう1つにメモ帳を開きながら見ています。

レース中は気付いた点をメモ帳に書きながら見ています。パドック返し馬は見ながらのメモです。
従ってレース後と全然違う所がありますが、今回はまずまずいい当たり方です。札幌記念とかネオリアリズムを「これじゃあダメ」と書いていますので、そう見えたらそう書いています。

このレースのメモはというと、こんな感じです。

1出遅れ。シュウジいい感じ。
ブランボヌールが掛かり気味のシーン。
シュウジ速い。
ドンキ少し寄れる。
3歳馬上位。牝馬。

こういうのから色々と書くようにしています。1200mだとこんなもんです。ここからスタートです。
ブランボヌールはガシっと押さえていたので、掛かり気味と判断していました。

スタートは書いた通りセカンドテーブルが遅れました。
対して外のアクティブミドルと内のシュウジが好ダッシュを見せます。

外からナックビーナス、内からソルヴェイグに内でファントムロード、外目にブランボヌールです。
ブランボヌールはよく見ると引っ掛かってはないですね。しっかり抑えています。

中段は内にエポワス、オデュッセウス、外にレッツゴードンキ。
最内から巻き返してきたセカンドテーブルにオメガヴェンデッタ、サトノルパン。

後方内にサドンストームで最後方がホッコーサラスターという展開です。

キーンランドカップについては、前半34.0で後半34.5みたいな感じになるイメージのレースですが、今年も34.1 – 34.4 ですので、キーンランドカップらしいレースです。
シュウジは無理な逃げではないですし、アクティブミドルが絡んでくることもなく、マイペースの逃げが打てました。

道中だとやはりブランボヌールでしょうか。
一瞬ガッと行きかけましたが、そこは夏に重賞ハンターと化した戸崎騎手。見事なエスコートです。
顔を内に向かせながら馬の後ろに入れて、しっかりと我慢させていたと思います。

他はレッツゴードンキもこの距離だと掛かるとかの問題はなくなりました。
むしろ少し岩田騎手の体重が後ろになっているので、抑えていたと思いますが、そこまで抑えなくてももしかしたら良かったかもしれません。
4コーナーでの反応がやや悪かったので、もう少しエンジンを吹かせていた方がスムーズに行けたのかも。

4コーナーをスムーズに回ったシュウジ。
ここは私は速いと感じました。アクティブミドルが押しながらに対して全く手綱が動かずだったので、見事なスピードです。

じっくりと待ちながら内を狙ったのはソルヴェイグです。
この馬も結果的に負けてしまいましたが、力をつけています。52キロと軽い中でも1キロ背負ってますので、それでいて前の3頭の実績馬以外には負けなかった訳ですから。
スタート直後外に行ったので、ちょっと不思議ですが、最終的にいい位置に収まったのでこれは問題なしですね。

直線はシュウジが突き放しましたが、外からブランボヌールが飛んできました。

レッツゴードンキはメモにも書きましたが左鞭で内に僅かささりました。タイミングがブランボヌールが外に行った所だったので、ブレーキはかかっていませんが、ロスと言えばロスです。
これが無ければ…という程ではないですが、1200m戦だと軽くないのも事実です。アタマ差位ならひっくり返るでしょうし。
コーナーで結構思い切って外に出していたので、もったいなかったなと思います。
それでも55キロ背負って上がり33.9とレース2番目ですし、桜花賞の力は見せました。

3歳牡馬が55キロですので、多くの3歳馬の斤量が2キロ上乗せされる中、55キロは本番も一緒です。
1:07.0を切る決着にならなければ対応できそうなので、本番も同じ位頑張れそうです。

ソルヴェイグは最後しっかり伸びているし、悪くないんですが、もっと行っちゃっていいのかもしれません。
バテずにジワジワと走っていますが、100m位ズバッと切れるタイプではないと、スプリント戦だと切れ負けが連続します。
ある程度前に行けるレースになるようであればいいですが、G1だと苦戦しそうです。

シュウジは今回はきっちり逃げました。
ゴールまで馬体をモレイラ騎手は外の馬に無理に併せにいってないのに、左鞭で外へ行ってしまいました。追い難そうです。馬自身が併せに行っちゃってます。
真っ直ぐ走っていればこの差なら粘り切れたかもしれません。
ここ2戦は3歳牝馬に負けていますが、何かのきっかけですごいスプリンターになる気がしてなりません。

勝ったブランボヌールはしっかり馬体を戻して良い勝ち方でした。
G1でも短い距離なら大きく崩れないと思います。レースが上手です。スタートのセンスもいいし。
時計がもっと出る馬場だと心配ではありますが、1:07.5位までは耐えられるでしょう。
マイル位まで問題なくこなせるタイプな半面、バリバリなスプリンターではないので、単純なスピード勝負にならない乱戦になると浮上してくるでしょうね。

3歳牝馬が掲示板に3頭で牡馬1頭。もう1頭は桜花賞馬。
牝馬が本当に強いレースです。

 

第36回新潟2歳ステークス(G3・新潟・芝1600m・良)

毎年のように追い込み馬のヒーローを生み出している新潟の1マイル戦です。
この時期の2歳馬にとって1マイルを先行して押し切るレースというのが難しい面もあるため、自身の持っている能力をどれだけ発揮できるかが勝負のカギになると思っています。新潟の長い直線を活かせる瞬発力に勝る馬が勝つと、とても鮮やかなレースが多いのが特徴です。

多くのレースで出遅れ、出負けは避けたいのが普通ですが、このレースに関しては出負けしても影響が少ないレースです。

2歳戦は分からないです。

パドックの雰囲気だけだとヴゼットジョリーが好きです。背中がもう少し成長するといい気がします。

返し馬はサンライズソアが集中してそうでした。
後はマイネルバールマンもいいですね。

こっちもメモを書くとこんな感じです。ぼーっと見てました。マイルにしてはメモがありません。
アピールバイオがとても良い逃げに見えたので、ここのマイルは普通押し切れないと思いつつも、他をあまり見ませんでした。

イブキ先頭アピールバイオ
4かかる。
10も抑え気味。
アピールバイオ良い逃げっぷり。内開ける。
10走りは綺麗。

イブキが好スタートを切りましたが、アピールバイオが先頭に立ちます。
アピールバイオは先頭に立つとき少し力が入っている様子でしたが、そこから落ち着いて走っていたので、問題なさそうでした。

道中はごった返していたので、馬順とかは省略して、気になったのは5番のワールドツアラーが行きたそうにしていたのと、勝ったヴゼットジョリーも少し抑えていました。
ウインシトリンも抑えながらフラフラしてました。

大分馬群が密集していたので、内の馬は内を走るしかありませんし、外に出す事ができませんでした。
外の馬は外を走る分のロスは多少はありますが、ワンターンで直線が長い新潟ではそこまで大きなロスではありません。
馬場のいい所を最後走れるという点では、ある程度外に出せた方がこの日の馬場だといいんでしょうね。

直線はアピールバイオが外に持ち出しながらの直線でした。
イブキが左鞭でジワジワと外に持ち出しながら走っていましたが、芝のレースを見ると最内より馬場の4分~5分どころを走った馬が勝っています。

そういう馬場なので、最内から一向に外に出られなかったモーヴサファイアにとっては内枠が厳しかったです。
もっとペースが流れて馬群がばらければ無理しなくても外に出せたでしょうが、詰まった状態だと大きく下げないといけないですからね。
少し出負けしたので、それなら思い切り下げても良かったかも。そういうレースですし。
すんなりと前に行ったら前のマテラフィールドやらウインシトリンが抑えた影響をモロに受けてしまいました。結果論ですね。
直線で舌も出していたし、まだ全然本気じゃなさそうです。

アピールバイオは良い逃げに見えたので、4コーナーで逃げ切れないと思いつつも逃げ粘れる気がしました。
イブキが横に来たため、サンライズソアとぶつかり、ややスピードダウン。一度はイブキに1馬身位離されましたが、最後まで粘ってもう1回イブキを追いかけてクビまで差を詰めました。
根性は立派だと思います。

返し馬の雰囲気が良かったサンライズソアは途中まで頑張ってましたが、ぶつかった後立て直せずに最後走りがバラバラになりました。
重賞になってくるとそのあたりの差が大きく出てきますので、馬っぷりはいいですが、先行き不安です。

イブキはレース上手なのもありますが、ヴゼットジョリーに交わされた後に手前を替えてもう1回加速しようとした所は良かったです。
ここであっさり崩れてしまうと先行き不安感がありますが、そこでもう1回前を追ったのは良かったと思います。

オーバースペックは道中最後方から上がり32.9で2着。
新潟2歳Sらしいレースをしました。
キャプテンスティーヴにプリサイスエンドですので、ダートというのは将来的には考えられるでしょうが、暫くは芝で大丈夫な気がします。
ストライドが大きいのが印象的です。恐らくダートもいけるでしょうね。

キャスパリーグは最後内に行きましたが、特に印象に残らない無難なレースでした。
一応伸びる所ギリギリの所を通ろうとしていましたが、ゴールに向かうにつれて内へ内へささってしまいましたので、まだまだでしょう。
まだ距離云々を言うのは早いですが、最後のよれ方を見る限り1600m押し切れそうにありません。

勝ったヴゼットジョリーはパドックで悠然と歩いていたのが印象的です。
背中が少しへこんでいるように見えたので、あと10キロ位大きくなると本物になりそうです。
非常に綺麗なゴール前の走りでした。リズミカルな走りが良いです。

ローエングリンは2013年にロゴタイプの活躍もあり種付けが一気に増えました。今年は2014年生まれなので、その世代です。
お姉さんのベルルミエールは短距離型ですが、この馬は距離は大丈夫だと思います。

過去10年、このレースを牝馬で勝った馬は

  • 2013年ハープスター 桜花賞馬、オークス2着
  • 2010年マイネイサベル 2013年ヴィクトリアマイル3着
  • 2009年シンメイフジ 阪神JF5着(1番人気)
  • 2007年エフティマイア 桜花賞2着、オークス2着

と将来G1で馬券になる馬に3/4でなっています。

ヴゼットジョリーは桜花賞よりオークスで1発ありそうな雰囲気があります。