関屋記念、エルムステークス レース回顧

第51回関屋記念(G3・新潟・芝1600m・良)

甲子園ありオリンピックありでスポーツの夏となっています。

1つ前の豊栄特別でロワアブソリューが1:19.9という時計を出していたので、今年も速くなりそうな予感がします。
それにしてもこの馬も3歳馬ですからね。強い世代です。
HTB賞もミッキーロケットがあっさり勝ちましたし、あの皐月賞組はどんなんだと。

スタートでカレンケカリーナ、タガノエトワール、リーサルウェポンと外の馬がやや遅れます。
何が行くんだと思ったらピークトラムが先頭へ。これには実況もびっくりです。
それを追いかけるのがロサギガンティアですからさらに追い打ちをかけました。

ダノンリバティも今回は前、マイネルアウラートといて外からレッドアリオンがスーッと外から先頭へ。その後ろでヤングマンパワーはじっくりと待っています。
内でダンスアミーガ。外目にマジェスティハーツ、クリノタカラチャン、ラングレー。

中段内にケントオーにアルマディヴァン。
後方にマジックタイムにクラリティスカイ、リーサルウェポンにカレンケカリーナ、最後方にサトノギャラントという展開です。

勝負の肝はスタート直後でしょう。

ピークトラムは前走3番手で走ってるので多少前に行くつもりだったとは思います。手も動いていたし。
それでも外からロサギガンティアにレッドアリオンと外から来てもムキになっているように見えませんし、ある程度理想通りには進められたでしょう。

ロサギガンティアもやや手を動かしていますし、あまり抑える気はなさそうでした。
ダノンリバティも多少出して行っています。
この馬場ですし、後ろからは避けたかったのかもしれません。

作戦としては良かったと思います。ピークトラムがあのまま先頭で走れる位のペースになればシメシメだったでしょうが、ロサギガンティアが被せ、レッドアリオンが被せ流れてしまいました。
レッドアリオンは同厩舎なので、作戦だったんでしょうかね?
引っ張ってしまって時計勝負に持ち込むとピークトラムとしては有利には働かないかなと思うだけに、レッドアリオンの動きはガチと言えば聞こえはいいですが、不思議です。

ケントオーは道中後ろからになってしまい、これだと重賞はぴたっとはまるのを待つしかないでしょうというレースになっていますし、クラリティスカイもNHKマイルカップなどは積極的に進めた姿ではなく後ろからに。
何が何でも前に行けばいいってもんじゃないですが、ある程度高速決着になったりすると自在性が求められてしまいます。

ペースは3F目、レッドアリオンが離した所で10.8というラップが出ました。珍しい。
前半34.4です。スローではないですが、馬場を考えると、重賞クラスであれば耐えられる流れです。

前後半が 45.7 – 46.1 ですので、バランスの取れたレースになりました。
マイラーとしての資質が問われる流れになったので、マイルなら上位陣は信頼できます。

4コーナーをレッドアリオンが先頭で回り、直線は横に広がりました。
ロサギガンティアが持ったままで先頭を伺うも、外からダノンリバティが襲い掛かります。
その外からクビの高い走りのヤングマンパワーと併せ馬になりました。
後ろにはダンスアミーガとマジックタイムの牝馬の2頭もいい脚が伸びてきましたが、最後はヤングマンパワーがダノンリバティをクビ差差し切って勝利しました。

これでアーリントンカップ以来の重賞2勝目。昨年3着だったので、見事リベンジしました。

走りはクビが高い馬ですし、やや詰めが甘い馬に見えていましたが、この2戦は小差でも勝ち切っています。
見た目は地味ですが、ここで勝ち切れるようになったのであれば、マイル路線辺りだと面白い1頭になりました。
時計勝負にも耐えられますし、道中も前に行けます。
人気にならない馬ですが、切りにくい馬ですね。

ダノンリバティも松若騎手が積極的に進めて2着。
ここのところは芝マイルで好走していますが、一体この馬のベストは何なんでしょうか?
このペースでも少し力が入っている気がしますので、マイルから最終的には少し短めが得意になる気がします。

マジックタイムはよく追い込んでますが、ゴール前は一緒の脚色になってしまいました。
得意の舞台ではありますが、勝つとなると簡単ではないですね。
今年に入って走りが安定していますし、マイルCSなどでもいい勝負になると思います。勝つとなると展開が向かないといけませんが。

ダンスアミーガは2戦連続で4着。
今回は不利もなく走れましたが、気持ち切れ負け。牝馬限定戦なら…というものでもなさそうです。

ロサギガンティアは追ってからイマイチでした。
先頭に立つのが早かったのか、これは分かりません。

ピークトラムは作戦は良かったんですが、追ってから全く伸びませんでした。
逃げたからではないと思います。スピード不足でしょうね。1:32.0を切る戦いは向かないと思います。

 

第21回エルムステークス(G3・札幌・ダート1700m・良)

リッカルドの重賞初制覇です。

いまいち勝ち切れない馬でしたが、4コーナーからグイグイ上がっていき直線粘り込むという強い勝ち方でした。
もちろん3コーナーから前のショウナンアポロンが怪我をしたかのうような下がり方をしたため、楽にブライトラインの斜め後ろを走れたというのもありますが、1コーナーまでがとてもスムーズに運べました。

まずまずのスタートで外目の馬が逃げて内にスーッと入ってくる中、ロスなく1コーナーまでに外に出せました。
2コーナー過ぎでは先行集団を前に見て、前と2馬身位離れていたため、プレッシャーも少なくレースが出来ました。文句なしです。

ゴール前にクリノスターオーに迫られました。
さすがに力のある馬だけあります。
4コーナーでこちらは前にスーッと行ければいいんでしょうが、勝負所の反応の悪さがあと一歩というレースが増えてしまう所です。
簡単にバテない馬ですが、そのあたりがG1や少しレベルが高くなると厳しい戦いを強いられてしまっています。

モンドクラッセは柴山騎手に乗り替わりましたが、外枠から先頭を取るのは無理もありませんでしたし、普通のレースをしていました。
前半1000mが1:01.0を少し超える程度ですから、無理な逃げだったとは思いません。
目標にされた分もあるでしょうし、重賞でいきなり逃げ切りは楽じゃないってことくらいでしょうね。
ペースを4コーナーで上げてますが、後ろの2頭を思ったより離せなかったですね。

ロワジャルダンは4コーナーで少し待って追い出したと思います。
それでも直線離されてしまいました。
ここの所こういうレースが続いていますね。追い出してバテてしまったとかはありませんが、直線入り口で前と離されてしまっています。
距離とかではなく、反応が鈍ってきてますね。

ジェベルムーサはコーナー外々を回りながら見せ場があったのは直線まで。ギリギリまで待ってますが、それでもロスが大きかったと思います。
560キロの馬ですし、前が開きそうも無いレースだったので、岩田騎手得意の内を器用にという訳にもいきませんでした。
仕方ないです。4コーナー回った時には4番手以内位に居たい馬ですので、今回はレースが向きませんでした。