2016 プリンスオブウェールズS レース感想

第123回 プリンスオブウェールズS(G1・アスコット・1m 2f ・Soft)

エイシンヒカリが1番人気での出走となった今年のプリンスオブウェールズステークス。

昨年もスピルバーグがいましたが、産経大阪杯であまり良い所がなかったスピルバーグに比べ、エイシンヒカリは香港で、フランスで結果を出しての出走だけに期待も膨らみます。
レーティングが跳ね上がったイスパーン賞の走りから、このメンバーなら当然のごとく1番人気。

出走馬は色々と回避も重なって結局6頭立てになりました。
実績的には上位人気3頭の争い、という構図です。

プリンスオブウェールズS出走馬

各馬は別記事で紹介しています。

2016 プリンスオブウェールズS 出走馬プロフィールと事前検討

2016.06.11

前日のレースでも近年稀にみる遅さで決着していましたので、馬場は最悪。2分10秒位かかりそうな馬場状態です。
コースはいつものですが、こんな感じです。
400m下ってそこから1600m上る競馬場。

入場時には歩くのが恒例だけど、エイシンヒカリは一人ポツンと行ってしまいました。
まぁこれは良くないけど、勝負ですから。

 

好スタートはThe Grey Gatsbyでした。
エイシンヒカリはイマイチです。あまりいいスタートではなかったと思います。

エイシンヒカリはそこからスッと先頭で走ります。
2番手に外からWestern Hymn(ウエスタンヒム)、内からThe Grey Gatsby(ザグレイギャッツビー)
4番手にFound(ファウンド)、次にMy Dream Boat(マイドリームボート)に最後方にTryster(トライスター)

綺麗に2列に並んで欧州らしい道中です。直線はこんな感じです。

 

4コーナー先頭でエイシンヒカリでしたが、外からFoundが襲い掛かります。
エイシンヒカリは直線で伸びを欠きました。

そんな中、離れた大外からMy Dream Boatが追い込みました。
かなり離れた外でしたが、一気に先に抜け出したFoundをクビ差だけ差し切りました。

3着にはそこから3馬身半差でWestern Hymn、4着に3/4差でThe Grey Gatsby、5着にTryster、最下位にエイシンヒカリ。という並び。

勝ったMy Dream Boatは重馬場が得意ではありますが、前走負けていただけに軽視していました。
Softで5戦3勝2着1回、Heavyで1戦1勝ですし、実績はあるとはいえG1じゃないですからね。
適性が出たかなぁという馬場だと思います。

2着のFoundは8回目の2着です。今年これでG13連続で2着です。凄い牝馬です。
この馬もSoft馬場は7戦2勝2着4回で唯一着外だったのは昨年の凱旋門賞のみです。
とはいえここは強行軍も強行軍。素直に立派な牝馬だなと思います。

3着は昨年同様にWestern Hymn。この馬もアスコット走りますね。

エイシンヒカリは道中先頭に立って絡まれたといえば絡まれたし、ガタガタしているように見えなくもないので、気持ちよく走っていたか?というと少し微妙ではあります。
不得手ではないかもしれませんが、勝ち馬などに比べて相対的に得意じゃなかったかもしれません。
フランスでは14馬身差をつけている馬ですし、これがアスコット不良馬場という特殊な馬場での競馬でしょう。力の差以上の要素が大きかったと思います。

武豊騎手は以下のコメントがありました。
「いい感じだったけど、少し熱くなった」という事を言っています。

勝ち時計2:11.38はかなり遅いです。

先日のクイーンアンSでも1988年以来でしたが、このレースも1988年にムトトが2:12.84というのがありますが、1980年以降ではそれに次ぐ遅さです。
それ以降は2:10.0を超えた事もありません。
例年2:03.5位の決着になる馬場です。さすがにそれより7秒もかかる馬場ではもはや別のレースです。

勝負事ですから、勝ち負けが出るのは仕方ないと思います。
アスコットのプリンスオブウェールズSで圧倒的な支持を集め、ツイッターやfacebook、各サイトで散々取り上げられるなんて滅多にありません。
結果は残念でしたが、このチャレンジはファンとしては楽しめました。

Racing UKはこんなのも作っています。エイシンヒカリだけ。


是非秋にはイスパーン賞馬として日本で元気に走る姿を見る事ができることを願うばかりです。
お疲れ様でした。