写真で振り返る 第83回東京優駿(日本ダービー) レース回顧




直線

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マイネルハニーが先頭で粘りますが、外から一気に有力馬が仕掛けます。
エアスピネルが右鞭一発入れて一足先に動き、サトノダイヤモンドの外へディーマジェスティが持ち出します。
ヴァンキッシュランは外からサトノダイヤモンドに並びかけるまでに至らず、正直ここで既に万事休すでしょう。加速が皐月賞組に及んでいません。

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エアスピネルの真後ろにマカヒキがいて、隣にサトノダイヤモンドがいて、先週のシンハライト状態でした。
そこからサトノダイヤモンドが外に膨れます。ここで厳しくエアスピネルと並んでいたら、マカヒキは出てこれなかったでしょう。

こんな状態でしたから。
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ルメール騎手の動きを見ても、どうも内を気にしたようにも見えないし、少なくともあそこまで外に行く必要は無かったと思います。
アクションとしても、別に外に出そうという意思があったようには見えませんでした。
たまたまサトノダイヤモンドが外に行ってしまった、外にスペースがあり、内に馬がいたから?
こればっかりはわかりませんが、無理矢理併せてマカヒキを外に追いやる位のレースが出来ていたら、勝っていたと思います。運かな。

ディーマジェスティは皐月賞同様に大外へ。
結果論ですが、最内が厳しいかなと思った通りになりました。というか最内のメリットは生かせなかったと思います。
騎手云々ではなく、馬のタイプから外の方が乗りやすかったでしょう。

ラスト150mでマカヒキとサトノダイヤモンドが抜け出します。
ディーマジェスティは外に膨れたサトノダイヤモンドのさらに外を回すことになり、ブレーキが掛かった訳ではないですが、皐月賞程スムーズではありませんでした。

リオンディーズも後ろから差を詰めていますが、一足先に同じようなスパートができる連中が相手なので、今年はこういう年だから仕方ありません。
上がり33.2は凄まじいですが、マカヒキは1列前で33.3ですし、サトノダイヤモンドも同じ位置で外回して33.4。
こんな相手じゃなければ、リオンディーズが突き抜けてますが、如何せん相手が…。

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ゴール前で抜け出す2頭。
ここでエアスピネルを一気に突き放したシーンでこの3頭は強いと思いました。
エアスピネルも最後までバテていませんし、立派に走っています。

それがラスト100mで一気に前の2頭に離されて並ぶ間もなく外のディーマジェスティに交わされてしまいました。そこから離されてゴールでは2馬身差です。
エアスピネルは年明け3戦。何もミスもしてないどころかダービーに関してはこの上ない騎乗でした。
これでこの負け方だと、かわいそうですね。泣いていいと思います。

2頭と2人の激しいデットヒートです。
やや大きい絵にしたので、画像をクリックすると大きくなります。
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ゴール前。
またしてもシャッターを外してしまった。。。無念。
この春はイマイチだったのが、メインでも出てしまいました。
どちらにしても分からなかったと思いますが、ゴール板外しは残念でなりません。
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