桜花賞馬と桜花賞1番人気が出ないオークス




メジャーエンブレムもジュエラーも不在

今年はなかなか珍しいオークスです。
桜花賞馬と桜花賞で1番人気だった馬が出走しません。

パッと1つそんな年が思い浮かびます。
桜花賞馬ダイワスカーレット、桜花賞1番人気ウオッカ。

桜花賞馬は熱発で回避し、桜花賞1番人気馬はダービーへと矛先を変え勝利しました。

今年も構図は良く似ています。
桜花賞馬は骨折で回避し、桜花賞1番人気馬はNHKマイルカップへと矛先を変えて勝利しました。

あの時はローブレコルテが勝ち、ベッラレイラが2着。
桜花賞上位組とフローラSの勝ち馬ということで、結構きっちりとした結果になりました。

さて、今年はどうなるでしょう?
今年も案外どころか恐らく上位人気でアッサリなのではないか?という匂いがします。
過去そういうオークスはどうだったのか?を簡単に調べてみました。ざっと2000年以降です。

桜花賞馬が出走しない

2002年 アローキャリー不在(オークス馬スマイルトゥモロー)
2005年 ラインクラフト不在(オークス馬シーザリオ)

桜花賞1番人気が出走しない

2013年 ジョワドヴィーヴル不在(オークス馬ジェンティルドンナ)

どちらも不在

2007年(オークス馬ローブデコルテ)
ダイワスカーレット不在
ウオッカ不在

となります。

共通点?

無理矢理作りましょう。
そんな簡単にわかったら苦労しません。

とりあえず3着以内に入った馬の前走(と主な戦績)を調べてみましょう。

2002年

  1. スマイルトゥモロー(桜花賞4番人気6着。フラワーC勝ち)
  2. チャペルコンサート(桜花賞5番人気7着。エルフィンS勝ち)
  3. ユウキャラット(桜花賞未出走。忘れな草賞1着)

2005年

  1. シーザリオ(桜花賞1番人気2着。フラワーC勝ち)
  2. エアメサイア(桜花賞3番人気4着。エルフィンS勝ち)
  3. ディアデラノビア(桜花賞未出走。フローラS勝ち)

2007年

  1. ローブデコルテ(桜花賞9番人気4着。紅梅S勝ち)
  2. ベッラレイア(桜花賞未出走。フローラS勝ち)
  3. ラブカーナ(桜花賞未出走。スイートピーS、忘れな草賞2着)

2013年

  1. ジェンティルドンナ(桜花賞2番人気1着。シンザン記念勝ち)
  2. ヴィルシーナ(桜花賞4番人気2着。クイーンC勝ち)
  3. アイスフォーリス(桜花賞未出走。フローラS2着)

 

見ての通り、桜花賞未出走組がどちらか不在になると必ず入っています。
更に一番近い2007年については、2頭も入っています。第2のラブカーナを探しましょう。

とはいえ忘れな草賞やフローラSでの好走がないと入り込めていません。

今年はフローラS2着のパールコードが出走しません。
アウェイクはフローラS好走の前に実績が少ないので除外。チェッキーノは文句なしで該当します。

忘れな草賞組だと、ロッテンマイヤーとペプチドサプルが当然ながら有力です。
ただ、どちらも桜花賞前に500万下の勝利もありませんが、重賞の好走歴があります。この辺りが微妙です。

ラブカーナはオークス前の過去5走で1800m以上を走っています。
ユウキャラットもゆきやなぎ賞など含め、オークス前は2000mを3回続けて走っています。
アイスフォーリスもミモザ賞を走り、初勝利も2000m。葉牡丹賞も走っています。

そういう意味でロッテンマイヤーはデビュー戦1800mですし、ペプチドサプルもここ2戦距離延ばして好走しているのがいい感じです。

今年は桜花賞組はシンハライト以外が今の段階では信用ならないタイプが多いので、シンハライトから桜花賞未出走組に流すのがいい気がします。

参考:ブックメーカー(Bet365)でのJapanese Oaksの人気

5/19現在のオッズです。
オークスブックメーカー

シンハライト1強ムードでは全くなく、2強という見方ですね。
1番人気はシンハライト、2番人気にチェッキーノです。
桜花賞2着馬もそうですが、オークストライアル圧勝を評価している感じです。

ペプチドサプルも程よく人気になっていますが、フロンテアクイーンはそうでもありません。
こういう見方なんだなと思って頂ければいいんじゃないでしょうか。

思い出のオークス

色々とありますが、アパパネとサンテミリオンの同着です。
藤田菜七子騎手もそう言ってます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160519-00000021-dal-horse

私はあの時はカメラは一切やってませんでしたが、その時の結果を携帯で撮っていました。珍しいですから。
アパパネとサンテミリオン
あの時の「オオォー」という何とも言えない歓声。

当然ですが肉眼ではどちらが勝ったかは全くわかりませんでした。
雨もあり、暗い空。ゴール板にはライトが点灯したレース。

なぜか大きく当たらなかった記憶しかありません。
どう考えてもピックアップした3頭はアパパネとサンテミリオンとアグネスワルツだったのになぜか外した気がします。
今更になって思い出しても仕方ないので、特に深く考えませんが、馬券の買い方でしょう。

雨の中のオークス(というかG1)も独特でまた面白いものではありますが、できれば晴れて欲しいものです。