第142回ケンタッキーダービー事前予想




第142回 ケンタッキーダービー(G1・チャーチルダウンズ・ダート1 1/4 m)

ラニ参戦で注目の集まる2016年のケンタッキーダービー。

このレースは毎年難しいと思います。
20頭も出てきて激しいレースが多いので、どうしても変な馬が突っ込んで来たり、訳分からない馬が走ったりする印象です。
従ってラニにもチャンスがあるんじゃないか?と勝手に期待だけはしておきます。

とりあえずオッズ

ケンタッキーダービーオッズ

まだ最終段階では分かりませんが、数字含めてそこまで大きく変わらないでしょう。
特に8番人気までは多少馬が前後する事があっても、そこまで大きな変化はないと思います。

ラニはこの段階では下から数えた方が早いですね。まぁそりゃそうでしょう。
なんせアメリカで結果を出していない訳ですから。父はTapitでもアメリカの人からすれば「誰?」という人も多いんじゃないでしょうか。

Nyquist(ナイキスト)の憂鬱

BCジュベナイルの勝ち馬がケンタッキーダービーを制した例は2006年のStreet Sense(ストリートセンス)まで遡らないといけません。
それ以降の勝ち馬はNyquistの父Uncle Mo(アンクルモー)含めて8頭中1頭しかケンタッキーダービーに「出走できません」でした。つまり勝ち負け以前にあのレースを勝つとダービー出走すらままならないのが「BCジュベナイル」というレースです。出走できた1頭のHansen(ハンセン)もしれっと9着。

過去の例を見ますと、1984年から今年のNyquist で32頭勝ち馬がいますが、勝ち馬は1頭。2着なし。3着が1頭(Timber Country/ティンバーカントリー)のみという悲惨さ。

まだロゴタイプやナリタブライアン、アイネスフウジンとクラシックの勝ち馬を出している朝日杯の方がマシです。
今年の主役はその呪縛と戦わなければなりません。
父はBCジュベナイルを圧勝しましたが、ケンタッキーダービーへの出走はできませんでした。
その息子が7戦無敗で挑戦します。歴史を作るかどうか?は注目です。

ケンタッキーダービーのペース

とりあえず過去のペースを見てみましょう。左から1/4→1/2→3/4→Mile→ゴールという並びです。
馬は上位3頭の通過順です。

2015年

23.28 47.03 1:11.19 1:36.21 2:02.80
18 American Pharoah 4 3 3 3 1
10 Firing Line 2 2 2 2 2
8  Dortmund 1 1 1 1 3

2014年

22.79 47.11 1:11.40 1:37.06 2:03.26
5 California Chrome 3 3 3 1 1
17 Commanding Curve 18 18 18 11 2
4  Danza 12 9 8 6 3

2013年

22.57 45.26 1:09.58 1:36.02 2:02.66
16 Orb 16 16 17 6 1
4 Golden Soul 15 15 15 7 2
3  Revolutionary 17 17 18 10 3

2012年

22.22 45.04 1:09.46 1:34.82 2:01.48
19 I’ll Have Another 6 7 6 4 1
6 Bodemeister 1 1 1 1 2
5 Dullahan 10 11 13 8 3

2011年

23.62 48.27 1:12.88 1:37.13 2:01.59
16 Animal Kingdom 10 12 11 6 1
19 Nehro 12 6 7 2 2
13  Mucho Macho Man 6 7 6 5 3

となっています。

枠順に関しては外でも大丈夫です。というか逆に内があまりいません。
2011年に関しては6着まで10番より外です。

マイル通過時点で10番手以下だといないことはないですが、少ないです。
追い込みが利きにくい馬場でもありますし、ある程度前に行きながら直線粘り込むという戦いができないと辛いです。

ラニに関しては、とにかくUAEダービーのように4コーナーまでに前に行きたい所です。

今年誰が逃げるか?というのは非常に難しく、ほとんどの馬が4コーナー先頭ですし、Outwork(4戦3勝。ウッドメモリアルS1着)辺りが行くかもしれません。
前に行けるものの、「本当に強い逃げ馬」という感じの馬にはどれもこれも見えないので。
Nyquistも前走逃げていますが、先頭を走っているだけで、逃げている感じには見えないし。ペースは47.09-1:11.39だから遅くはないです。でもみんなそんなもんなんですよね。

馬場にもよりますが、47秒を切るか切らないか程度ではないかと思います。

となると、あまり後ろから届くペースにはならないんじゃないかなー。4角で8番手以内位が求められそうなレースになると予想します。

芦毛

芦毛の馬が今年は多く、Mohaymen(モヘイメン)、 Creator(クリエイター)、Lani(ラニ)、Destin(デスティン)の4頭が出走します。
こうなると一大勢力です。Destin(デスティン)を除く3頭は父がTapit(タピット)なので、種牡馬の偉大さということでしょう。

芦毛の馬は過去以下の馬が勝利しています。結構味がある馬が多いですね。
ここにラニが加われば最高ではありますが、芦毛は11年勝っていないので、そろそろ勝っても良い頃です。しかも多い上にそこそこ人気の馬が多いというのは可能性があります。

メモ
2005 Giacomo(ジャコモ) 単勝50倍位での勝利。
2001 Monarchos(モナルコス) 1:59.97という史上2位の時計で勝利。
1997 Silver Charm(シルバーチャーム) 2冠馬。ドバイワールドカップも優勝。
1988 Winning Colors(ウイニングカラーズ) 牝馬。日本で子供(ゴールデンカラーズ)が走った。
1982 Gato Del Sol(ガトデルソル) 9番人気での勝利
1979 Spectacular Bit(スペクタキュラービット) 1970年代最後の大物。2冠馬。30戦26勝。
1962 Decidedly(デサイディドリー) レコード勝ち。
1954 Determine(ディターミン) 初めての芦毛勝利。さすがに古くて…。

予想

Nyquistでは過去負け続けてきた歴史を変えられないと思って本命から外します。
ただ、戦ってきた相手などから、大きく負ける事は考えにくいため、対抗まで。

◎:Destin(父Giant’s Causeway )
5戦3勝。前走はOutworkを破ってタンパベイダービーを勝利してここ。
逃げ馬を見ながら進められるし、前走も最後まで差を広げていたので。距離は伸びた方がいいと思います。
レース映像:https://www.youtube.com/watch?v=1nWDMAIIM58

〇:Nyquist(父Uncle Mo)
7戦負け無し。昨年の2歳チャンピオン。
前走はフロリダダービーを勝ってここ。後は呪縛だけのような気がします。
レース映像:https://www.youtube.com/watch?v=3p5nYUAK33A

▲:Creator(Tapit)
8戦2勝。前走はアーカンソーダービーを制覇。
前々走のレベルSは3着も勝ち時計は立派でしたし、前走も抜け出した後は最後まで頑張って走ってました。
このメンバーだと中段から徐々に進出して一発があれば、ということで。
レース映像:https://www.youtube.com/watch?v=rIsx2lGYs_c

△:Gun Runner(父Candy Ride)
5戦4勝。G1は勝っていないものの、ポイントリーダー。
これも前に行くタイプなので、どこまで頑張れるか?です。
レース映像:https://www.youtube.com/watch?v=bunyyodT3WE

△:Danzing Candy(父Twirling Candy)
5戦3勝。前走のサンタアニタダービーはExaggeratorに完敗ですが、その前のサンフェリペS(G2)ではきっちり勝っています。
人気程弱くないと思います。こちらも前に行くので、どこまで粘れるか?でしょうね。
レース映像:https://www.youtube.com/watch?v=9Z5OPMxQa6A

△:Mohaymen(父Tapit)
6戦5勝。
前走のフロリダダービーでは無敗対決でNyquistに完敗の4着ですが、そこまで無敗の力は信じたいと思います。
一発あるなら、という感じでここに。前々走のフォーテンオブユース(G2)の映像を。
レース映像:https://www.youtube.com/watch?v=Ln65GwxbFrU

応援:ラニ
頑張って。

 

他の人気馬としては、
Exaggerator(父カーリン)は9戦4勝。
前走はサンタアニタダービーをぶっちぎったので2番人気だと思います。
レース映像:https://www.youtube.com/watch?v=24LOuy5OVVo

また、ウッドメモリアルを制覇したOutwork(父Uncle Mo)も4戦3勝2着1回と安定しています。
こちらも要注意です。
レース映像:https://www.youtube.com/watch?v=KWXVn1g0DwQ

重賞はG3のみですが、サンフェリペS→サンタアニタダービーとどちらも2着だったMor Spiritも上位争いです。
この馬は7戦3勝2着4回という馬で、安定しています。
レース映像:https://www.youtube.com/watch?v=ROtX-UtVhyY

NHKマイルカップだけでなく、こちらも楽しみなレースになりそうです。